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親の星
遠い昔の夢をみた。
私は最近、生まれたばかりのころの夢を見る。
「……年をとってしまったな」
一人で言って苦笑してしまった。
この体が年老いる事など無いからだ。
永遠にも等しいこの体は私の最愛の子供であり部下の地球、彼の本体に住んでいる“人間”と呼ばれる生物と同じ構造をしているらしい。
「永遠の命、ね」
子供達がどうかは知らないが、少なくとも私は永遠の命など持っていなかった。
人間達からすれば永遠にも等しいかもしれない。
しかし私にはたしかに寿命があった。
「あと60億年後か」
すでに折り返し地点まで来ている。
だがそんなことはどうでも良い。
早く起きて、今日も曲者な我が子を従えなければ。