↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
149/169

保安隊海へ行く 149

「階段よ!気をつけてね」 

 すっかり仕切りだしたアイシャに愚痴りながら誠達は寮に入った。

「はい!そこでいったん荷物を置いて……」 

「子供じゃないんですから」 

 手早く靴を脱ぐ岡部。赤い顔をしたレベッカが、西の置いたダンボールを見つめている。

「二階まで持って行ったあとどうするんですか?まだ棚が届かないでしょ?」 

「仕方ないわね。まあそのまま読書会に突入と言うのも……」 

「こう言うものは一人で読むものじゃねえのか?」 

 そう言った要にアイシャが生暖かい視線を送る。

「その、あれだ。恥ずかしいだろ?」 

「何が?」 

「いい、お前に聞いたアタシが間抜けだった」 

 そう言うと誠の持っていたダンボールを持ち上げて、小走りで階段へと急ぐ要。

「レベッカちゃん。もし好きなのが見つかったら借りて行ってもいいのよ」 

 アイシャのその言葉に首を振るレベッカ。

「しかし、気前が良いな。何のつもりだ?」 

 カウラが不思議そうにアイシャを見つめる。 

「これが布教活動と言うものよ!」 

 胸を張るアイシャに頭を抱えるサラとパーラ。誠はとりあえず要を追って二階に上がる。二階の空き部屋の前には要が座っていた。

「西園寺さん」 

 声をかけると後ろに何かを隠す要がいた。

「脅かすんじゃねえよ」 

 引きつった笑みを浮かべる要。誠はとりあえず察してそのまま下に降りた。

「西園寺は何をしている?」 

「さあ何でしょうねえ」 

 先頭を切って上がってくるカウラにわざとらしい大声で答える誠。再び二階の空き部屋の前には要が暇そうに立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。