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大事なのは自分
元巫女である母から生まれた主人公は、生まれながらにして世界に少ないといわれる光属性を魔力に宿し、魂の色は前世は光の根源である太陽神に愛されし光の姫と同じモノだった。
真実を見透す瞳を持つ元巫女であるは母はその事を悟り、このままではこの子は国の兵器にされてしまうと考え、主人公を隠しひとりで大切に育てた。
そんな母のおかげで平和に面倒事無く生きていけると感謝している主人公の眼中は、自分と母の平穏な暮しだけだった。
そんな、一応世界を救うと言われるとまでいわれる姫の生まれ変わりである主人公が全力で世界のために頑張らない薄情な話。