幕間 登場人物紹介~第2章編~
召喚士
容姿不詳の本編主人公。
本名は柳生三厳。
年齢は27歳。
元の世界では仕事を退職し絶賛引きこもり中。
突然PCに届いた怪しいメールをきっかけにリアルパラレルグラウンド──以下RPGの世界へやって来る。
RPGでの職業はもちろん『召喚士』
初めての召喚で魔王を呼び出してしまい、その後紆余曲折を経て1年以内に魔王討伐を行わないといけない状況に置かれてしまう。
1章中盤で召喚可能なスロットは3枠から18枠へと増加。
2章では増加した描写は見られないが、召喚スロットが4枠埋まった。
以下召喚スロット内訳──
1枠目──『魔王』
2枠目──『雑種犬』
3枠目──『女賢者』
4枠目──『魔王の子(魔剣闘士)』
5枠目──『女パラディン妹』
ここから2章追加分。
6枠目──始まりの街後方に聳える雪山に住む『黒龍』
7枠目──3人目のメンバーながら後回しにされてきた自称忍者の『盗賊』
8枠目──前々から勧誘していた『女パラディン姉』
9枠目──極度の人見知りながら何故か召喚士になついてしまった『女聖者』
10枠目──八刀流の剣士と呼ばれる『剣闘士』
また剣術、篩水流抜刀術の使い手。
二乃型『時雨』
三乃型『五月雨』
四乃型『天泣』
奥義『霧雨一振』
上記の技を使いこなすだけの剣の腕はあるが、やはり戦闘に出ることは少ない。
大蛇戦では言いにくかったのか奥義を霧雨一振と発音した。
羊のようなモンスターの毛を刈り取るのには苦戦したものの、元々の器用さは高い。
夜な夜な魔王討伐のために特訓をしては、仲間の技を盗み戦闘を幅を拡げる一面をもつ。
魔王
読んで字の通り魔族の王。
第2章になって出番が激減した。
詳しい説明は第36部を参照。
リリィ・エフ・シュリーンギア
3枠目の召喚によって呼び出されたエルフ属の女賢者。
年齢は28歳。
愛称はリリィ。
物腰が柔らかく、人見知りということもあってかお淑やかな雰囲気を持つ。
しかし気の合う仲間には我を出す一面も併せ持ち、マスターと慕う召喚士に対しても冗談を言えるようになってきている。
賢者というだけはあり、冒険に関する知識はパーティー内で最も豊富。
その反面、閃きに関しては少し鈍いところがあり、移動呪文ワーティの新効果を発見した際にそれで魔王城まで行けることに気が付かないなど少し抜けている部分もある。
以下使用呪文及び詠唱──
詠唱不明──『ギルフレイン』
両手の先から高熱の炎を放出する魔法。
雑魚敵であれば数十体を一瞬で灰にしてしまえる中威力の魔法。
影をも焦がす無数の炎よ。その光とともに世界を闇へと染めゆき、等しく滅びを与えんことを──『デスラーム』
詠唱中には炎という言葉が使われているが、もはや光にしか見えない上位魔法。
魔力強化により一撃放っただけで力を使い果たすことはなくなっている。
汝、我を、我が友を守る盾となれ──『バリードシーク』
汎用性の高い防御呪文。
自身だけではなく、仲間へ使うこともできるため召喚士を守るために使うことが多い。
汝は全てを焦がす双龍の紅き牙──『バームフレイヤ』
ギルフレインとは異なり、2方向を同時に攻撃できる炎属性の魔法。
その分威力は低い。
我の記憶の欠片よ。時を紡ぎ我をかの地に誘い賜え──『ワーティ』
場所だけでなく、人をポイントにして移動することができる魔法。
初期段階から重宝されているが、この呪文のせいで冒険らしさが稀薄になっていることは否めない。
正成
『ござる』口調が特徴的な自称忍者。
RPGでの職業は盗賊。
年齢は18歳。
正成と名前を呼ばれるよりも『ござる』と呼ばれる方が多く、その度に毎回訂正をしている。
しかし改善されることはない。
元々忍としての訓練を受けていただけはあり、基礎的な能力はわりと高い。
第2章後半では黒龍の鱗を素材にしたクナイを作って貰う。
夜になると宿には止まらず、外へ出ていくがそこで何をしているのかは今のところ不明な部分が多い。
その一部として召喚士の特訓に付き合っているらしく、近距離攻撃しかできない召喚士にクナイの扱い方を教えていた。
3人目のメンバーながら7枠目として召喚士と契約を果たす。
ゼノウィリア
4枠目として契約を受けた魔王の子どもにしてその後継者。
職業は魔剣闘士。
自称15歳。
詳しい説明は第36部を参照。
ミリス・シュレイザー
リリィの元パーティーメンバーで、第2章終盤から仲間に加わったパラディン。
シェイル族と呼ばれる異世界の種族。
年齢は29歳。
8枠目として契約を受けた。
エリス・シュレイザー
ミリスの実妹。
職業は姉同様にパラディン。
年齢は28歳。
召喚士により5枠目の契約を受けている。
加入当初は敬語で話していたが、召喚士の提案により言葉遣いを崩すようになった。
姉と違って胸は控えめ。
ライドラニース・エーゲンハルト
雪山に棲む黒龍。
体長は5メートルと魔王に匹敵する。
通称はライドラ。
負けず嫌いの性格で、大蛇に縄張りをとられた時には戦略的撤退だと負けてないことをアピールした。
ゼノに対して危ない印象を感じると発言するなど、野生ならではの嗅覚は高い。
できれば背を預けたくないとも言っていたが、状況が状況ならゼノであろうと背中に乗せる柔軟性は持ち合わせている。
第2章終盤では子育てに奮闘し、息子であるレイドラニース・エーゲンハルト──通称レイドラとともに生活をしていた。
本編中では戦闘描写がないため強いかどうかは定かではないが、当初の目的である移動に関しては優秀。
召喚士とは6枠目として契約を結んでいる。
サシャ
リリィ以上に人見知りが激しい少女。
職業は回復魔法を生業にする聖者。
9枠目として契約を受けた。
召喚士に何故かなついてしまい、ミリスが仲間に加わった際に一緒についてきた。
頭を撫でられると喜ぶ。
詠唱は『光よ。神職の加護の元に傷を癒し賜え──』
アクルセイド
左目に傷のある厳つい男。
八刀流の剣士と称される剣闘士。
10枠目として契約を受けた。
一人称は某でどこか正成と似た話し方をする。
話し方こそは変だが、意外と常識人。
召喚士からはアークと呼ばれる。
2本しかない腕でどのように8本の剣を操るのかは不明。




