アイロンケイジンマン
そこには大量のパトカーに先導いや追われるカボチャがいたのであった
「こっこれなんですかこれ」
「・・・・・」
ちょっと待ての手で私に指すとが面に張り付いた課長
「・・・・・・・りんごを盗んだらしい」
「・・・・何でそんなことでこんな大騒ぎに」
「・・・・お前知らないのか・・・ちょっと出てくる」
「・・ああ・・私も行きます」
「・・・・危ないだろ」
「一緒の係りではないですか」
「・・・・・・知らんぞ」
そう言うと翻したように課長は鞄やらコートを持つと
表に走るのであった
「何なんですか」
今奴の車に乗っている
その助手席に乗って私はりんごに聞いてみることにしたが
運転中にしゃべるなんて言うのは言語道断らしく
軽く後ろに顎をやる
「・・・・・・」
私は言われるままに彼の鞄を見ると
その外ポケットに青いノートがある
「・・・これですか」
頷かないが何も感情をしめさないからこれであろう
私はそのノートを開いたが・・・・
「何ですかこれ」
外見は普通のA4の半分くらいのノートなのだが
それを開いた中には画面があった
まるで紙の部分をくり抜いたようにそれはあったが
どうやら他の紙は皆くっついているらしく動かない
「・・・・・」
無反応というか運転中で無反応である
・・・・・・・横を向いた物の
無反応では仕方がないので
仕方がなく画面を見る
「・・・・・・・」
そこには何もなく
ただ項目のような文字がいくらか並んでいる
「何を見ていいやら・・・」
どうやらタッチ式らしく
私は仕方なくというわけではないが
その画面を軽くスクロールした
すると色々ある項目が背から下に動く
「・・・・あったか」
そう言う意味なんっもかかるこずかれる
「・・・・・・・どこ」
「・・・・・そんなよけいなとこ見るな」
どうやら信号のようで止まった奴がこちらを見ていう(もちろん手話だが)
「・・・・しかし」
私は改めてその項目別にある物をみたが
・・・・まあいいか
私はその中のひとつを開く
「麒麟水槽」
「麒麟水槽
三月五年
その年巨大飛行船ペンギン号が日本に来航
そのときゲリラリアをばらまき
その対処に白血チュウをしよう
・・・・
「何なんですか白血チュウって・・・というか全体的に」
「・・・・・」
「もう見るなと」
「・・・・・早くりんごの項目を見ろ」
「・・・えー・・・もうすこ・・・はいはい」
怖い顔をして信号が青になったのかギヤを入れる
しかたない
私は戻って別の項目を探す
「・・・えーーーと
「子供禁じ区」
「歩く御坊事件」
「炉クロック縊残党大」
「目印」
「・・・・」
「家出家」
・・・・・どれだ・・・・・」
その中にようやくその項目を見つけた
わたしは「りんご」と書かれた項目を軽くタッチした
「りんご
六月三年
世界中を繁栄をしたウイルス
「りんご」
その形が顕微鏡で拡大すると
まるでりんごのような色そして形からこの名前が命名される
その特徴として
感染して一日にして体中が内出血して赤い斑点が皮膚に浮き出る
二日後
皮膚がはがれ骨が溶け始める
さらには三日後には全てが液体とかす
なおこれのワクチンはひとつとして存在しない
「何なんですかこれ」
「・・・・・・」
はいはい運転中でしたね
私は仕方なく続きでも見ようかと思ったが
どうやらそれだけのようだ
「・・・・こんなの聞いたことないですよ」
「・・・・・当たり前だ感染者一人なんだから」
「でも世界中じゃ」
どうやらまたしても赤だったわけではなく
どこかの路地に止めたようだ
「世界中で感染者五人・・・これが感染数だ」
「・・・でも何でいきなりこのウイルスだと思ったんですか」
「彼女がそのエージェントだからだ」
「え」
「・・・聞こえなかったのか」
・・・・この場合見えなかったかになるのだろうが
どうでもいいか
「彼女は世界的ウイルス学者なのだよ」
「・・・・何で刑務所に」
「・・・色々あるのだろう」
「・・・・カボチャって言うのは」
「・・・・いや本名を教えるのが彼女は嫌う
だから仕方なく毎回言われるんだが・・・・決めて置いたんだ」
「・・・それがカボチャですか」
「・・・良いだろ」
「・・・・・・・」
「この後どうするんですか」
本当にふざけているのかまじめなのか
彼はまた動き出すと
ドライブスルーで「丸焼き山賊サンドセット」を二つ買うと
またしてもさっきの路地裏に止まる
「・・・・これ美味しいですね・・・て・・良いんですか」
「・・・・まあそのうち来るだろ」
「そうなんですか」
「そう言うことにしてある」
「でも何でバレたんですか」
「バレる前提だ」
「・・・・・」
「これ美味しいですね」
「・・・・・・・」
「・・・・・何があったんですか」
「・・・・・」
「食べてないで」
「・・・今食わないと食えなくなるぞ」
「・・・・まずどういうことなのか教えて下さい」
「・・・・ウイルスを奪還」
「・・・どういう経緯ですか」
「・・・早く食べてしまいなさい」
「話して下さい」
「・・・・・・・・・」
どうやらよほど長いらしく
腕をほぐす課長
「・・・・・ポキポキ・・・・
まずこの課の誕生から」
「そんなとこからですか・・・っあ・・・あのあの人きましたよ」
「誰だ」
「・・・いやだから人参じゃなくて」
「・・ジャガイモか」
「・・・・・・ああれよ」
「うきいい」
「よおミルク」
「カボチャじゃないの」
「うきいいいい」
「失神しましたよ失神」
「・・・・不味い」
「何が不味いんですか」
「・・・可愛すぎる名前がネックなんだ」
「・・・・知ってるじゃないですか」
「・・・・・・・まあそれはあれだ・・・タブー」
「言っちゃだめでしょ」
「・・・・・・すまん」
「私に言われても」
「どうするんですか」
「・・・逃げるしかないだろ」
その瞬間アクセルというかエンジンが火を吹いた
それこそ後ろで寝ていた
エンジェルだかミルクだかパンプキンカボチャだかアトランティックジャイアントだかどちらにしてもが
狭い車内の中を急激に移動した
というか一瞬飛んだ
私はぎりぎりあれを・・・すなわちシートベルトを着用していたので
何とか命だけは助かったが
もししていなかったら安否の保証はない
もしもしていない方があったら今度から進めようと思う
まずそのためには生きていなければいけないのだが
君、シートベルトはしているかい
しっかりしろよ
そんな語呂ががおもいつくが、水のように流れていく
というかそのあっとうてきなGにより考えられなくなる
後ろではなにやら音がしているような気がするが
そのせまい路地裏ではせいぜい一台づつしかはいらないようで
後ろでは何か爆発音のようなおとがする気がするのだが
果たして
「・・だ・・・だいじょうぶぶぶぶ・・・なんでええ」
「舌をかむぞ」
普段全く持って運転中は無視を決め込むあいつが
こっちを一瞬見てそんなことを合図した
「・・ぐわ」
私は急カーブによりその体を窓に押し当てられる
実際にはカーブなんて良いものではなく
それは単なる路地を左に曲がったに過ぎない
そのまま一本線を走るが
その前になにやら予期せぬ物が目に入る
「・・・あれパトカーですよね」
「・・・・・ああ」
そう頷いた気がした
しかしそれは止めるどころか加速を始めた
果たしてここで振り切ってもこの後どうするのだろうか
しかしどちらにしても
その僅かに見える
ビルとビルの一本線の奥
まるで本当にその線のようなわすかにあいている外にとまる一代のパトカー
「ぁつ・・・」
私はいきを飲んだ
その瞬間の先輩の顔は
まるでどこかゆがみ
それどころか笑う狼みたいな顔で
実はこいつ人間ではないんじゃ
なんてことを考えたが
次の瞬間
「飛んだ」
私は頭脳の中でその言葉が浮かんだ
車体が上に飛んだのだ
(どっどういうこと)
それは驚きと言っていい
何と本当に空中にいたのだが
それ以前にこの車の裏に何かが見えた
「・・・これ何」
その青い炎が車体の後ろから見える
「・・・・・・」
奴は無言で前を見ていた
そしてそれは二、三度バウンドしてくる間を越えたに三十メートル前に着地したがそのままさらにスピードを上げて走り出す
「大丈夫なのこれ」
「・・・・・・」
その日とまったのは、地下駐車場になる
「大丈夫なんですかこれ」
「まあもうすぐわかるさ」
そう言うといつの間にか起きたミルクもといカボチャとともに地下に出た
「・・・どこ行くんですか」
さっきから何かむくれているカボチャを横目にそう言った
「まあ待て」
そう言うと奴は鞄を置くと壁際にある消化ベルのあかい扉を開ける
普段ならそれはホースや何かが入っているべきところに
そこにあった物は銀色の鉄板があり
男はそこに自分の手を押しつけた
「・・・・・」
私はそれを見ている
カボチャはそれさえも見ていない
しばらくすると
耳をつんざく機械音が流れ
その扉が複雑に切れそのまま開いた
「・・・・・・・ふざけているんですか」
私はそのよくわからないテクノロジーにそんなことを言ったが
「入れ」
男はそう言ってその中に入ったのだ
そこは暗い駐車場とは別で
全く持って明るかった
そして何もなかったのだ
「・・・・・・これよりウイルスの解剖を始める」
「・・・・・なんですかそれ」
「カボチャさん」
「キーーキーー」
「まあそう怒らないで」
「キーきいきい」
「・・・・・・・すいません」
「きい」
「許してもらえたんですか」
「百万出せと」
「・・・・・出すんですか」
「まあ、成功報酬として」
「・・・・でも解剖なんてして何になるんですか」
「ワクチンだ」
「・・・解剖でわかるんですか」
「ああ、今まで生きているウイルスを発見できなかった
所謂暗殺ウイルスと言うべきか
奴らは死と生を繰り返すことで
爆発的に繁殖
そして消える
そのためその存在は全て死体のみとなる
中身の無いな」
「それじゃあこれは」
「キイイキイキききいきいいいいい」
「すいません通訳を」
「・・・・・苦労したと」
「それだけだけですか」
「まあとりあえずこれで居酒屋には行けそうだな」
「・・・大丈夫なんですか・・・あんなにして」
「まあ、上がいる」
「だれですか」
「さあな」
かくして第一回の私の担当・・・・巻き込まれたような事件が終わりを迎えた
そのあと私の心配をよそに
あっさりと終わった解剖をどこかに送り
その後先ほど言ったような
「麒麟」に向かった
そこは小物のような
そんな品を格安で
そして色々なショットカクテルが飲める
その中でよくはわからないが
皆で「りんご三層」をのみ
かくして事件は幕を閉じた
「・・・・まだ飲むんですか」
先ほどからミルクミルクミルクを飲んでいる猿を横にそんなことをいうと
「キキイイ」となにやら愚痴を言われた
「・・・やばいもうこんな時間か」
そう言うと奴はいつも通り帰って行った
その机には一万円
どうも半額より少し多めだ
「・・・全て払えよ」
そんなことを思いながら横を見ると
先ほどまで顔を真っ赤にして寝ていた猿が消えていた
「っえ」
私は結局パンプキンだかなんだか
すなわちカボチャの分も払って外に出たが
そこにいたのはあの背の高い奴だけだ
「・・・あのカボチャさんは」
「・・・・さあ」
「っえ」
「・・・・明日も仕事あるんですか」
「・・・ああ」
「・・・・・・」
「ではさようなら」
「はいさようなら」
その日久しぶりに奴はそう言った気がした
かくして私の心配をよそに私があの課に行くと
そこにはもうしょ類に書き込む男がいた
「・・おはようございます」
しかし奴は目線でおはようというと
またしても書類に目を通し始めた
「・・っあ・・いまあいさつしましたね」
いつもは無視するのに少しの進歩である
少し意外性を感じながら私の席のイスを引いたとき
「・・・」
何かが当たった」
何か
そう思って下をのぞくとそこには
・・・・カメがいた




