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その三


奈津の両親は二人とも医者で、今まで何不自由なく暮らしてきた。

何不自由なく暮らしてきたとはいえ、医者の子に生まれたからには当然のように医者を目指すことを期待されていた。

その上、母方の実家が京都では有名な老舗企業らしく、幼い頃から高い教養を求められる始末。

月曜日は塾、火曜日はお琴の練習、水曜日は英会話教室、木曜日は舞踊、金曜日はピアノ教室……。

友達と遊ぶことはおろか、好きな本を読む暇さえなかった。

一週間の疲れを癒す日曜日だって、家には兄の菜月とメイドしかいなかった。


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