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ACT.56 連休最終日のデート

 午後6時の葛西家。

 朝ご飯を食べながら、家族全員話をしている。

 ここで次女のヒマワリがあることを出張し始めた。

「オレ、大崎と戦いてェーんだッ!」

「だめだよ、ヒマワリ。君は負けるかも知れない、妹のボクも、姉のサクラ姉ちゃんだって、あいつに負けたんだよ。ボクたち三姉妹じゃあ構わないかも……」

 ヒマワリは翔子と戦いたいと出張する。

 しかし、これに三女のモミジは反対した。

「けど、大崎と戦っていねーのはオレ1人だけだぜ?」

「ヒマワリ1人だけ大崎とは戦っていない。しかし、大崎は速い。この前ボクは大崎に負けた……」

 三姉妹で翔子と戦っていないのは次女のヒマワリだけだ。

「──ヒマワリにも大崎と戦わせたほうがいいぞ……」

「サクラ姉ちゃんッッ!?」

「サクラ姉ちゃん……!?」

 長女のサクラが双子の会話に参加する。

「──この前モミジが大崎と戦いたいと言ったとき、オレは賛成したもののバトルの結果ではモミジは黒星になってしまった……。モミジは負けたものの、この前同様にヒマワリの出張に賛成しよう」

 サクラはヒマワリの主張に賛成した。

「──お母さんも一緒。モミジは大崎に負けたけど、葛西三姉妹は大崎より弱くない。三姉妹にはあと1人ヒマワリがいる。ヒマワリは大崎と戦っていないけど、ヒマワリなら大崎と戦えるはずなんだよッ! あと、ヒマワリのバトルも勉強になるかもしれないし……」

 母のウメも賛成した。

「母さんとサクラ姉ちゃんの話を聞いたから考えた……ボクはヒマワリが大崎にバトルを挑むことを賛成するよッ!」

 ヒマワリの主張に反対していたモミジが考え直して、賛成し直した。

「よぉーしッ! 大崎待ってろッ! このオレ、葛西ヒマワリが倒してやるぜッ! 時間があれば来てやるぜッ!」

 バトルを挑みたいヒマワリは大崎に“かかっていこいよ”という気持ちだ。

 その熱い気持ちから、自信満々の表情が見える。


 朝9時。

 智と翔子を乗せた銀色のGT-Rが赤城山を登っている。

 デートはすでに始まっていた。

「今日も昨日みたいに赤城神社に行こう」

「昨日行った場所ですが、デートにピッタリです。」

 2人の目的地は赤城神社、昨日RB20三人衆と一緒に来た場所だ。

 走ること10分、赤城神社に到着する。到着した後は降りて本殿へ向かった。

 本殿の前で2人は座り、会話を始めた。

「おれ、こんなに速い走り屋になるとは思いませんでした。無免許の女の子が葛西サクラやWHITE.U.F.Oのメンバーといったに勝利してしまうなんて夢にしか見えません

「私もそう思う。まだ無免許だが速い走り屋になるとは思えなかったぞ。無免許で速い女の子といえばある走り屋を思い出すな……」

「ある走り屋とはなんですか?」

「それは──」

 無免許でありながら速い翔子を見て、智はそれと同じようなある走り屋を思い出したようだ。

「それは走り屋時代の私だ」

「走り屋時代の智姉さんですか?」

 その走り屋とは、走り屋時代の智だった。

「私は13歳で走り屋を始めたんだ。私は無免許だったが数々の強敵を相手にし、勝利してきた」

「へぇ~そうなんですか」

 智が走り屋を始めたのは13歳のこと。

 13歳という幼さにも関わらず、数々の強敵を相手にして勝利していった。

「まるで大崎みたいだ。大崎の活躍を見ていると現役時代の私を思い出してくる」

 翔子を見れば昔を思い出すみたいだ。

「大崎、これからもバトルで頑張ってくれ」

「はい、おれ頑張りますッ!」

「さて──車に戻ろう」

 2人は立ち上がって、本殿を後にした。

 R35の車内に戻る。

「キスしよう──大崎」

「はい──」

 2人の唇が互いに向かい合う。

「大好き──智姉さん」

「私も大好きだ」

 2つの唇がくっ付く。

 2人はキスをした。

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