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ACT.55 追い抜かれる2台

 午後11時の赤城山、川畑のA31セフィーロと小鳥遊のHCR32が山を下っている。

 2台ともバトルする勢いで下っているようだ。

「負けへんで、くにッ!」

「こっちもだよ!」

 2台はU字ヘアピンを攻める。

 小鳥遊が先行で、川畑が後攻だ。

 どちらもドリフトしながら攻めていく、両方とも互角に攻めていた。

 U字ヘアピンの後は4つのコーナーを抜けて、第1高速セクションに入る。

「加速ならくにちゃんのHCR32が速いよッ! 離してやるッ!」

「馬力のほうは変わらんけど、こっちのほうが低速トルク細いから走りは変わらんでッ!」

 パワーは小鳥遊のほうが上。

 しかしHCR32は低速トルクが細いから川畑のA31との加速は変わらない。

 2人が走っているところ、頂上からゴオン、ゴオンの音が聞こえてくる。

 何かが来るのだろうか?

「後ろからなんか音がするで」

「モミジのアルテッツァに似ている音が聞こえてくるけど……」

 小鳥遊曰く、後ろから聞こえるその音はモミジアルテッツァのエンジン音に似ている音が聞こえるらしい。トヨタ3S系エンジンの音だ。

「モミジが大崎はんに負けたからリベンジを考えて、そのための練習をしているんちゃう?」

「モミジは今日も赤城山を走っているかも……」

 後ろから聞こえてくる音は葛西モミジのアルテッツァだと考える。

 だが違った。

 その音は……。

「緑色のSW20ッ!」

「あの車は葛西ヒマワリの車だよッ!」

 後ろから近づいている緑色のスポーツカー……ヒマワリのSW20だ。

 音がモミジアルテッツァと似ているのはSW20も3Sを積んでいるからだ。

「追い抜くとするかッ! このSW20の加速力で追い抜くぜッ!」

 2台の後ろにヒマワリのSW20はどんどん近づいていく。

 ヒマワリのSW20のパワーは350馬力、川畑のA31と小鳥遊のHCR32の2台両方よりパワーはないが、ミッドシップレイアウトに軽量なボディから来る加速力は強烈だ。自分よりパワーのある2台を追いつめている。

「しょうがない、バトルは買ってやるでッ!」

 川畑たちもバトルから逃げるわけにいかないようだ。

 第2高速セクションに入る。

「速いッ! なんなん、この速さはッ! 逃げれんッ!」

 鬼のような加速力は川畑を襲うッ!

「ここで追い抜くッ! ターゲットはここだぜッ!」

 ヒマワリのSW20が追い抜きを開始する。

 川畑のA31を追い抜く。

「速いな……さすがミッドシップや──」

 ミッドシップの速さに川畑は思い知ったようだ。

 次にSW20は小鳥遊のHCR32を追い抜きを始める。

「速いね──ミッドシップ。レーシングカーに良く採用されているだけあるよ……」

 ミッドシップは速い。

 F1マシンを始め、Cカーやゴーカートなどにもミッドシップレイアウトが採用されている。



 翌日──。

 今日は振替え休日、憲法記念日が日曜日だったために今日は祝日じゃあないにもかかわらず、休日になっている。

 朝6時、翔子が起きる。

「起きたのか」

「はい」

「今日は連休最終日だし──デートに行こうか?」

「デートですかッ! おれはうれしいですッ!」

 智がデートに誘うと智は大喜びだ。



 すみませんm(_ _)m

 今回も短くなって……。

 

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