電車内で
「あら、優紀、なんでアンタがここにいるのかしら?また旅してるの?」
「ええ^^ちょっと、もう私も志望校とかに合格したからちょっと遊びたいな~って思いまして・・・。」
「あら、この人が優紀のお姉さんなの?」
「ええ、そうです・・・しかも・・・結構Sですから気をつけてくださいね・・・。」
黒髪の美しいドSお姉さんが私に睨んできた。
「優紀、今私のこと何て言ったかしら?」
「いやあ・・・何も・・・。」
「ふふふ、優紀君ったら。女の子には弱いんだから。」
「私、とぼける人、大嫌いなの。」と小さい声で言った。
「はい・・・ドSだと言いました・・・。」
「罰として、私もアンタの旅に付き合ってもらうわ!私もちょうど旅がしたかったの。」
「ああ・・・。」
内心は嬉しかった。
「いやあ、それにしても、この田町あたりは電車区があって色んな車両が見られるんですね。以前は赤とクリーム色の国鉄色の車両も見られました。」
「優紀君ってそういえば、鉄道好きだったわよね。」
「あっ・・・いやあ・・・。」
「いい加減認めなさいよ。あなたは鉄道だけではないよね。アニメも好きだったわよね?」
「ああ・・・はい。」
「ふふふ」
品川、川崎を過ぎて、横浜で3人は降りた。