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民法私的解釈  作者: 尚文産商堂
閑話
38/1107

閑話1「枝番号」

「そういえば、気になってたことがあるんだけど…」

彼女が、説明をしている俺に聞いてきた。

「どうしたんだ」

説明をしている手を少し止めて、彼女に聞き返す。

「たとえば、第32条の2みたいなものってあるじゃない。あれって、どういうことなの?」

「ああ、それはな、最初はなかった条文なんだ。後で、これが必要だろうと思って挿入したんだよ」

「他にもあるの?」

「当然。"地方自治法"には"第二百五十二条の十七の九"みたいなものもあるよ。これは、最初に第252条があって、その後に第252条の17を入れ、さらに第252条の17の9をいれたんだ」

「でも、どうしてこんなことをするの?そのまま条数を変えていけばいいんじゃない?」

「後々が大変になるよ。条文数が膨大になってくると、後ろのほうの条数を決めることも難しくなるんだ。だから、こうやってごまかしみたいな感じで入れるんだよ」

「ふーん」

彼女は、なんとなく納得したような顔を見せた。

「じゃあ、次にいくかい?」

「うん」

次は、第1編第3章、法人についてとなる。

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