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「・・・今日は狙撃でターゲット達を狙う。「バルバトス」と「レラジェ」は此処。「死神兄妹」は此処からだ」
「異議あり。何で俺達兄妹が幹部でもねーのにネームド共と仕事せにゃならんのだ。「ゴエティア」には他にもスナイパーが居んだろうがよ・・・」
外から見ると幻影の魔法でボロボロの廃墟にしか見えないビルの中で反社会的勢力な組織「ゴエティア」のメンバーが集まっていた。
コードネーム「ソロモン」を組織の頂点とし、彼の下に現在空きネームを含めて72柱の悪魔の名前を付けられた幹部、そしてその下の一般構成員で作られた大きな反社組織である。
世界中にあるアジトの中で、この国…日ノ本の中に幾つかあるうちの一つに男女8人が会議室に籠り、地図の乗ったテーブルを囲んでいた。
今回の作戦のまとめ役で、魔法が得意な組織の№4「ウァサゴ」に死神兄妹と呼ばれた兄の方が彼に咬みついた。
「俺に言われても困る。今日の作戦の立案をしたのは「バエル」様だからな」
「クソ・・・アイツ、また俺達を勝手に作戦に組み込みやがって!」
「死神兄、不敬ですよ。バエル様は組織の№2・・・我々が逆らえる相手では無いです。そもそも、君達兄妹は彼に拾われて今此処に居るのでしょう?彼が居なければ、今頃どこかで二人共野垂れ死んで居たことでしょう。悪態ではなく感謝と敬意を示すべきです」
「うるせぇ。「バルバトス」。ソレと俺達を色んなコロシで乱用する事には何の関係もねーだろうがよ」




