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『ユンがえらんでいいよ?』
「ほんとう⁈やったー!」
『うん。どれがいい?』
「えっとねー、じゃーねぇー、んーとねー?きめた!ラーちゃん、わたしこのきょうだいがいいな!」
コレと彼女が選んだ人間の兄妹。
二人の写真がピックアップされ、鑑の上部には兄妹の写真と共に簡易的なプロフィールが映し出される。
『わかった。じゃー、とりあえずのこったおもちゃは『わ』にかえすね』
「うん」
『で、こっちのふたりはいつものとおり、ふたつぶんのふくせいをつくってからほんものだけ『わ』にかえしてっと・・・』
「ラーちゃん、まだー?」
『もうちょっとだよっと・・・できた!』
抱えた球体を慎重に亜空間の床にへと置いてから、アンラはマンユの選んだ魂達を二つづつ用意する。
そうしてコピーを終えたオリジナルを輪廻の輪にへと戻し、残ったコピーの一組をアンラが自分で、もう一組を鑑の中に押し込んで向こう側にいるマンユにへと渡した。
『こんどはどうなるか、たのしみだね?ユン』
「そうだね。ラーちゃん」
楽しそうに笑いあうと、二人は其々魂達を彼らの持つ球体の中、彼らが管理する世界の中にへと押し込んだ・・・。




