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『・・・もう、人使いが荒いんだから。死神のお兄さんは・・・ねぇ、グリム?ボク、車にグリムの死体乗せるのヤダかんね?』


「ハッ!俺を誰だと思ってやがる?会敵したら味方以外は立ってないと噂の死神様だぞ?魂狩られんのは俺じゃねーよ。敵さんの方だっつーの」



グリムに言われるがまま車を出すゼパル。

インカムを通して愚痴る彼だが、声はとても心配そうだった。


のんびりと狙撃ポイントの廃ビルに入って行きながら、グリムは問題ないと鼻で笑って返す。


敵の人数を足音で数えつつビルの屋上を目指した。



「全部で15人くらいかぁ?んで、聞き覚えのある足音が5人居んな・・・コッチは最後まで残すか」



ガチャリと屋上に続く扉の鍵をピッキングで開けながらグリムは1人呟く。


相手が何時出てきても対応できるように警戒しつつ、チラリと屋上を確認した。



「周囲のビルには敵影ナシ。俺がスナイプされる心配はなさそうだ・・・まぁ、居たところで防ぐだけなんだが」



そのまま屋上のフェンスの傍まで行くと、沈み始めた夕日を横目に煙草を取り出す。

咥えたそれにジッポで火を付けた。


ワザと隙を見せるように、携帯灰皿を探してポケットの中を探りながら相手を誘う。


 

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