表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/53

第廿参話 友情じゃなくて欲情



 やっぱり、非日常回があった次は……やはり日常系がテーマな訳で、別に学園を辞めるとかではないんだけど、それでいて穏やかで……。

 つまり何がいいたいのかと言うと、非日常を味わうと日常に溶け込むのが難しいってこと(テヘペロ)

 中身おっさんがやってもテヘペロなんか痛いわけで、今の姿を棚に上げるのは百も承知なんだけど、俺は自他共に認める中卒ブラック企業勤めリーマンのガ○ジ。

 そもそもがまともな思考していないんですわ……!

 ちゃんとやれよぉっ!って言葉も効くには効く……が逆効果だ!

 俺は無敵の人なのだよぉ!自分のことをネタにしても生き抜くこのフォーマルな考え方……浅知恵が透けるね!

 どこがフォーマルなのか自分に対して自分で説明を求めるぐらいには頭がおかしいだろう。

 だが、それも一興というもの。一興しちゃって良いのか、俺……!?

 ま、今更こんなやつが急にニコニコしたら怖いだろう?だから俺は自身のためではなく、周りのために表情筋を動かさないでいるのですよ……!

 これは思慮深いと言えますね。百点満点中、五点だね。あれ、自分の価値低くない?(元からそんなに自分の価値なんてない!悲しくはないぞ!)

 自分の無価値さをアッピルしたところで、別に現状は変わるわけじゃないんだよね。

 色々な憶測が飛び交っているだろう。教室に入らなくてもわかる。いや、むしろ入りたくないっていうかぁ?

 また前みたいなことがあってもほら、変になるっていうかさ、おかしい奴はおかしいだけにしとけよっ!ってツッコミが飛び交って欲しいんだけど。

 これ、どういう状況なのかわかんないんですよね!

 なんで俺は沢山の人々に囲まれてるわけぇ……?

 なんか友情とか聞こえるけど、ソコォ!俺らに友情なんてものはねーぞ!友情なんてクソ喰らえ、これ一番の常識って言われてるから。

 あ、お前の中の常識を押し付けるなって思った奴いるでしょ?残念、俺は俺の道を()くものなのだよ。

 つまり、どんな常識も非常識に変えて見せよう!どんな非常識も自身の常識にしてしまおう!

 俺とは、そういう人間である。理解してもらわなくても良い……なんていうのは烏滸がましいですかね?

 いや、なんとなく分かってはいたんだよ。急に周りに権力者が湧いたらさ、こんな雰囲気になるってのはだいたい予想できる。

 こんな中卒がわかることが分からないなんて奴、多分そうそういない。

 てか、居たら居たで居た堪れない。今、俺さいっこうの親父ギャグ言ったくね!?素晴らしい、これはネタ帳に記入しておこう。

 …………いつ使うかなんてツッコミは受け付けませんのでご容赦ください。


「近寄る…………禁止、だよ……」


「登校の邪魔になることはやめましょうね?」


 笑顔の裏にすごい圧力を感じます。ビンビンきてますきてます……あ、でもエクスカリバーは鞘から抜かれなかったんだけどね。

 俺ってば賢者なのかもしれない。多分過去に名を残すレベルの愚者としてのレッテルを貼られたいだけ貼られて。

 なんか悲しくね?俺の人生どっちこっち詰んでたってことじゃね?

 再確認ができて安心したよ。自分に自信なんて持った日には碌なことにならないからね!

 自分がなんでもできるなんていらない幻想は捨て置けばいいのよ!

 はい、だからね……発言するなんていう幻想をまずは棄てておk。

 俺のお口はダイヤモンドより硬く、砕けない。新連載、ダイヤモンドは砕けない!ダメですかね。

 いや、これポジティブな意見やから。あのほら、オマージュっていうかリスペクトっていうか?

 あの、すいません叩かないでください……やめてください!

 声を大にしていうやつが注目を浴びる様に、こういうバカなことをする奴も実質同じで注目度の差と言ったら炎上してるかしてないかなんですよ。

 いま、今世紀(こんせいき)いいこと言った!だから許して?(外見だけで言ったら可愛いトップ1000位に入る可能性あるんで、勘弁して)

 よし、心の中で誰に赦しを乞うたのか分からんが、一応大丈夫だろう!

 万事オッケーってことよ!物事なんて誰かが複雑にしてるだけって偉い人も言ってたし、でぇじょうぶだ。ドラ○ン○ールがある。

 いや、これあれだから。違うから。何が違うとかいうのすら無粋だけど、ちげぇから!

 いかんいかん、いつも話が脱線してしまって困るな。いけないよ、メッ!(自分に言っても他人に言ってもキモすぎる件について)


「…………………………………………………………感謝」


 どう、どどどうだ!これがコミュニケーション能力って奴なのだよぉ〜、ん〜ん?

 他のコミュ障とは比べるまでもなく俺の圧勝だろう!!

 これ言うのに実際15分ぐらい掛かっていると言うことは棚に上げて、俺はこんなことを思う。

 さっき友情とかなんとかほざいてた奴いたけど、これが友情なんだな……って。


「えへえへへぇ!いいんだよ、お風呂一回で!」


「…………私、も……」


 あ、これ友情じゃなくて欲情じゃね?全然別ベクトルだと思ってね?

 なんかそうだよね、これ完全に下心のある親父のそれだよね?もしかしなくても頭大丈夫?って聞いた方がいいことなんだろうけどさ。

 冒頭に戻る。

 やはり、友情なんてクソ喰らえ!

 そんなもん犬にでも食わせてろよ、俺は友情とか絶対信じてやんねぇからぁ!

 こんな発情した二人見させられて何が友情とかほざきやがるんだ!

 頭大丈夫?って聞いてやるわゴルァ!

 結局この日は、風呂場に連れて行かれて、体やら髪やらを丁寧に洗ってくれた。

 ……ちょっぴり友情みを感じてもいいですか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ