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間違いなくVtuber四天王は俺の高校にいる!  作者: 空松蓮司@3シリーズ書籍化
第三章 兎と友達と風邪と運動会と告白
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第34話 四天王会議

『やっぱりさ、もう隠すの限界だと思うんだよね。ウチは公表する方に一票』


『公表するのもリスクがあるよ。もし一人でも高校が特定されたら、残りの四人まで巻き添え喰らうわけだからね。私は今まで通り隠した方がいいと思うな』


『でもさぁ、これ以上ファンに嘘つくのはさすがに心痛むよ~。ボクなんて共学なのに女子高って嘘ついちゃってるから、どんどんきつくなってくる』


「ではヒセキとれつは公表に賛成、ハクアは反対、ということですね。かるなはどうですか?」


『私は……ひ、批判が怖いかな。公表するってことは、これまでずっと嘘ついてたってバラすわけだしね……』


『そこはちゃんと説明すればわかるでしょ。さっきハクアが言ってたみたいに、リスクがあったわけだからさ』


「私もれつの言う通りだと思います。経緯を説明すれば許してくれるかと」


『それなら……私も公表に賛成、かな。だいふくたちに嘘つくのは……嫌だもん』


「これまでの意見を受けて、ハクアは意見を変えますか?」


『う~ん……そうだね。みんなが公表したいなら、私は多数派に流されることにするよ。マネージャーはどっちの意見なのかな?』


「私はどちらかと言うと反対側です。リスクの面で怖いですからね。でもヒセキやれつの意見もわかります」


『中立って感じだねぇ。あと今日はいないけどぽよよの意見と、あと社長の意見も大切だよね~』


「社長とぽよよには事前に意見を聞いておきました。それを踏まえて、結論を出します」


 6月某日。

 朝影麗歌はイヤホンを付け、SNSツールで同時通話をしていた。

 相手は四人。月鐘かるな、天空ハクア、蛇遠れつ、七絆ヒセキ。次世代Vチューバ―四天王である。



「例の件について、公表しましょう。公表するタイミングは後日、また社長と話し合います」

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