べんきょうかい
「さてと、勉強始めるか」
「ついに始まるのかぁ」
めっちゃ嫌そうな顔をしている和泉と
「ゲームしない?」
と、呑気なことを言っている磯崎がいる。……?
「おまえいつの間に来た!?」
なんか気づいたら和泉の横でくつろいでいた。
「あれ?気づかんかった?」
「あー、なんか部屋が狭くなったなと……痛い痛い!!ごめん冗談だから!」
軽めのヘッドロックをくらった。
「まずどこがわからないんだ?」
とりあえずわからないところから確認しないとな
「試験範囲」
「なめてんのか」
反射的にそう答えてしまった。けど、100人に聞いたら100人がそう返すだろう。
「試験範囲のプリントは?……そっぽ向くなそっぽ向くな!!」
なくしたなこりゃ
「とりあえず僕の範囲表見せるから」
「あざっす!!」
「さてと……横でゲームをするな!!」
「へ?いった!!」
ぼくは磯崎にチョップをした。これはしょうがないということで
「お、終わったー……」
和泉がそうつぶやいている。まだ1日目だぞ?
「お疲れ様」
「あ、ありがとぉ…」
和泉はそう言ってキャラメルを食べていた。ちなみに磯崎はすでに屍と化していた。
「じゃああと一週間くらいだしそれまで頑張ろ」
「おーけー」