カフェ2
「さて、じゃあ次のテストのことだが……」
「そ、そんなことは置いといてもう一杯注文する?」
こいつ……話をそらしにかかったな……
「あ、私おかわりー」
と、磯崎が言っている。……また奢ってもらおうとしてるな……
「じゃあ次は井本のおごりね」
「おい」
明日でテスト前2週間になる。
「と、言うことで明日から勉強会な」
二人が絶望しているが無視して進める。
「磯崎はまだいいが和泉の点数が少し……かなり悪いらしいからな………」
「せめて言い直してよ……」
「じゃあ中間の点数は?」
和泉はそっぽ向いた。
「はいこれ」
すると磯崎がなにかの紙切れを渡してきた。
「こーちゃんの中間の結果」
「何渡してんの!?」
和泉が取り返そうと手をのばすが、磯崎によってブロックされた。
「……………………」
「やめて!その無言タイムやめて!」
……よし
「明日から勉強会な」
「やーだー!」
僕は和泉の目の前で結果の紙をひらひらさせる。
「……ハイ」
「どんまいこーちゃん……」
「磯崎、何言ってるんだ?」
僕は磯崎の目の前で結果の紙をひらひらさせる。
「なんで持ってるの!?」
「いや、お前さっき和泉の結果と一緒に渡してたぞ」
「やらかしたぁ……」
そしてその上を見た瞬間僕は決めた。
「二人とも。覚悟しておくように……」
「「……ハイ……」」