カフェ1
買い物に行った日から2週間くらいたった。
「さて、和泉。この点数は何だ?」
……中間テストがあったのだが……うん、なんとも言えないくらいにひどい点数だった………
「うぅ……ち、違うんだよぉ……」
「試しに聞くけど何が違うのかな?」
「スイマセンでした……」
こいつ、あれから週一くらいで遊びに誘っておいてこの点数って……
「まぁ、終わったことは仕方ない……」
「やった!!」
「次の期末では一週間前から勉強漬けな」
「やーーーだーーー!」
僕は和泉の弁解をガン無視しておいた。
「遊び行こ!」
「頭はたいていいか?」
ただでさえ昼休みに彼女と会っているのに何を言い出しているんだ……
「こーちゃんがカフェ行きたいってー」
こいつは和泉の友達の磯崎要だ。テスト前に遊びに行ったときに仲良くなった。
ちなみにこーちゃんというのは和泉のあだ名だ。
「まぁ、テストも終わったし……別にいいぞ」
「やったね!」
「でもさっきの勉強会の約束は覚えとけよ……」
「なんのことだがさっぱり……」
結局頭をはたいた。
「そーいえば井本ってみんなになんて呼ばれてるの?」
約束通りカフェでコーヒーを飲んでたら和泉が突拍子もない事を言い出した。
「あー、イモって呼ばれてる」
「ちなみにメークイン?」
「何でじゃがいもなんだ……」
僕はコーヒー飲みながらカフェでじゃがいもの話をするやつを初めてみた。
「こーちゃん静かにー」
磯崎はコーヒーを飲みながら和泉に注意している。
……こいつは金欠なので和泉におごってもらっているが……
テスト期間で遅れました