第36話 結末
昨日の約1時間半のMRI検査が体に響いて今すごいすごく頭痛が痛い。
長すぎじゃない? いやほんとマジで
ちゃんとやってくださるのはありがたいんだけど流石に体力ガガガガガ
笑えるでしょ?
これ、嘘じゃないんですよ(泣)
ついでに物語の方もなんか色々やりすぎてわかんなくなってきちゃった。
誰か助けてくんろぅ
僕が体を傾かせると同時に、永琳さんの体も傾いた。
正真正銘の速攻。今度こそ僕たちは、それを仕掛けに行く。
二手に分かれて攻撃……ということができないのは、さっきのことで痛いほどわかった。だから今度は、一定の距離保ちながらの肉弾戦を仕掛けにいく。
だが、ナイフを薙いで薙いで薙ぎ続けても、迦具夜さんに当たる気配は一向にしなかった。
……そんな時。
「スペルカード発動!!」
その声が聞こえた。そしてそれと同時に、僕はほぼ反射的に回し蹴りを放つ。すると迦具夜さんと僕の間には、軽く10mほどの距離ができた。
続け様にナイフに魔力を流し込み、退路を塞ぐようにして斬撃を放つ。
上下に動くしかなくなった迦具夜さんは、目にも止まらぬ速さで上へと抜けた。……だが先ほどよりも早くはないし……それに先に、スペルカードが発動される。
「操神『オモイカネディバイス』!!!」
瞬間、唐突にある一点に弾幕が出現し、そこから扇状に弾幕が放たれ始めた。その弾幕は暗い色をしており、それなりの速度があった。そしてその中心はゆっくりと円状に回転と移動を始めた。
加えて永琳さん自身も、螺旋状に3つほど重ねた明るい色の弾幕を放っている。
流石にスペルカードを打たれてはどうしようもなくなったのか、迦具夜さんは避けに徹しているように見えた。
……ここが、追撃のチャンスだ。
多分もう、来ない。こんな見え透いたチャンスは。これは多分、僕たちを……僕を、試しているのだろう。本当に迦具夜さんの言う、“面白い”に値するかを。
そうでなければこれが終わった次の瞬間には瞬間移動をして、僕たちを捩じ伏せていることだろう。
だから多分ここで失敗をすれば、それに値しないと。そう判断をされてしまう。
「スペルカード発動!!」
僕は今回の件では使わないつもりでいた、あのスペルカードを構える。
これは確かに未完成だ。ナニかが足りなくて、ずっと満足のいくものにできていなかった。
……だけど、今なら。
あの斬撃が使える、今ならば。
これを満足に、十分に。使うことができる。
即興だから、アナはできるだろう。隙も大きくできるだろう。
ならば、どうするか?
……この僕と永琳さんの、同時攻撃。これで決める以外、ほかない。
「道符『悠々自適な放浪者』!!!」
瞬間、僕を中心にして球状に弾幕がバラ撒かれた。それは一様にある一点で止まり、全方向に向け弾幕を放ち始めた。数秒に一度という感覚でその弾幕は一瞬止まり、また放たれ始める。
一つ一つの弾幕から出る弾幕は少ない。たった一つだけならば、すぐに終わってしまうと思うほどに。絶対に当たらないと思うほどに。
だがだからこそ、最初の弾幕は数が多くなっていた。
15個。
それが最初の弾幕の数で、最大限の弾幕の数だ。
……言い換えれば、母数より分子の方が多い、とでもいうのだろうか。
そしてそんな中、僕はナイフを薙ぎ続け、斬撃を放ち続けていた。退路を断つように、若しくは誘導をするように。
ジリジリと逃げ場をなくしていき、最終的に仕留める。……これがこの、スペルカードだ。
……
隣の芝は青く見える、というやつなのかもしれない。
……だけどやはり、思えなかった。
この弾幕が、このスペルカードが。
綺麗だ、なんてことは。
「……」
「迦具夜! ……もう、遊びは終わりよ!!」
「……っ」
次の瞬間、完全に弾幕で四方を囲んだ。
そして瞬きをするような短い間に、僕の斬撃と永琳さんの弾幕。それが同時に、迦具夜さんの体に触れたのだった。
ボンッ!っと、軽くも鋭い炸裂音が轟く。それと同時に弾幕も止まったこの場には、異質とも感じられる静けさだけが残っていた。
肩で息をする。フィジカルであの斬撃を放ち続けていたのだ。そりゃあ疲れもする。
永琳さんの方に視線を向けると、同じようにして肩で息をしていた。
多分消耗が激しかったのだろう、と。そんな当たり前のことを考えた。
迦具夜さんのいたところにはもくもくと深い煙が漂っていた。そのせいで、あまり状況が掴めない。倒しきれているのか、それともいないのか。是非とも前者であった欲しいものである。
……だけどその、刹那のことだった。
体の芯から、そして心の奥底から。……途轍もないほどの、悪寒がした。
「そう……少しだけ、残念ね」
心に波紋を残す言葉が、スルリと僕らの耳へと届く。
当たり前のように、彼女は倒しきれていなかった。
彼女はまるでなにもなかったかのように、ゆっくりとした動作でシルエットを浮かばせ、そして煙の中から姿を現す。
そしてそれと同刻。何かが切れる感覚がした。思わずあそこに……あの弾幕がある場所に、視線をやった。
するとそこには、変わらずあの弾幕があった。……だけど、それだじゃない。
あの弾幕は……あの、シアンの色をした弾幕は。小さく、動き出していた。
動き出した。これはつまり、たった一つのことだけを表していて———
———もう、時間切れだった。
———残り時間 あと 0分———
どうも皆さんこんにちは!色々描きたいことがありすぎて逆に短くなったし難解にもなったASADEです!
寄り道ばっかしてるからこんなことになるんですよね
描いてるこっちの方も頭がこんがらがっちゃうんですよ〜!
楽しいからいいんですけど
むずいもんはむずい。
できたらこんな感じの投稿ペースでやっていきたいなぁ(閑話休題)
え? 文字の位置がおかしい?
……
チョットナニイッテルカワカハナイ
書くことなくなったので今回はこの辺で!
それではみなさん、サラバダー!




