第1話 HAHAHA!踏んだり蹴ったりなんだよね!(通◯ミ◯オ先輩風)……この状況を……どうしろと言うんだ……!(by主人公(一般人))
こんにちは!ASADEです!
投稿しました!
よかったら読んでいってください。
拝啓、元の世界の皆さん。お元気ですか?
僕は今、絶賛死のカウントダウンをされています。
めちゃくちゃ高いところから落とされました。(多分事故)
因みに、下は森です。
はっはっは。
……誰か助けてください(切実)
まぁ想像してたよりも風圧は感じないけどね。(それ今関係ない)
取り敢えず、この状況をどうするか考えよう。
……湖に落ちる、とか?
いや、でもこの高さだと絶対に痛いだろうしな〜。
少なくともコンクリートに打ち付けられた並の痛みはくるよね……普通に考えて。
湖は近くにあるっぽいからできるにはできるんだけどね。
もしもの時はそうしよう。
他に何かないかなぁ……
……う〜ん……落ちる前に何回か回転して勢いを殺してから着地ぐらいしか思いつかない……
……まぁ、これでいっか。
取り敢えず色々計算しましょうね〜。
えっと……
計算中……
と言うことは、多分114秒後に地面に着くね。
わぁい計算できた。嬉しいな〜
……なんで死と隣り合わせの時にこんなことやってるんだろう?
……あ、生きるためだ。
まぁそんなことは置いといて
計算時間も15秒ぐらいだったから……
うん、後74秒後ぐらいから回れば問題ないね。
いやぁ、まさかこっちに来て早々こんなことすることになるなんて本当に思わなかったよ。
……本当に。
……今思ったけど、上空ならここのことを見渡せるのでは?
多分ここは例の場所だろうし、これからここにいると考えたら、その方が色々と都合がいい気もしてきたしね。
呑気?そんなの知りましぇん。
そんなことを思いながら、下に向いていた顔を上げた。
その瞬間、『バッ!』と、少し強い風が吹いた。
その時、思わず目を閉じてしまって、また風が来て何か目に入ったらやだなぁなんてことを思いつつ、恐る恐る目を開けた。(まぁ落ちてるからあれなんだけどね(語彙力))
すると、目の前に広がっていたのは、菫色の光が反射し、光り輝いているかのような川と木々が見渡す限りに広がり、木漏れ日を揺らしながら輝く様子は、正に幻想的。そんな風景だった。
他にも上から見下ろしただけでもとても綺麗な場所が数えきれないほどあるけれど、僕の語彙力ではこれ以上は不可能ですね。はい。
幻想郷という名前から、とても綺麗なところなのかなとは思っていたけれど、ここまでとは正直思っていなかった。
日本では絶対に見られないと、確信を持って言えるほど綺麗だった。
これからはここにいると考えると、心が弾む。
まぁこのまま何もせずに落ちたら心が弾むんじゃなくて体が弾けるんですけどね。
⭐︎HAHAHA⭐︎
そんなことを考えている内に、例の地点まで落ちてきました。(多分)
回り始めるまでのカウントダウンしまーす。(尺かs((殴)
なんとなくです!!
……それじゃあ
….10
….9
….8
….7
….6
….5
….4
….3
….2
….1
….0!
次の瞬間、僕は全身を満遍なく使って回り始めた。
回る視線に振り回されることもなく、体の中心が最初の位置からズレることもなく、今この瞬間以上にバランス感覚を鍛えておいて良かったと思ったことはあるけれど、同じくらいに良かったと思った。
因みにこれをするときのコツは中心だけ固定して、他の部位はできるだけ風を切るようにして勢いを殺して回ることだよ。
後これ最後に前転か後転をしながら着地しないとダメージ完全に防げない時があるからね。
大柄の人は足曲げるだけで大丈夫だけれど、小柄の人は前転した方がいいですね。
大柄の人は着地の時の衝撃が身体中に分散して尚且つその衝撃が地面に流れるから足曲げるだけでも体が弾ける心配がないんですね。
まぁこれを言ったら筋肉質じゃない人大体小柄って言ってるようなものだけどね。
それで、小柄の人は大柄の人とは逆で、着地の時の衝撃が体中に分散はするけれど、小柄の人は大柄の人に比べてその衝撃の密度が大きくなっちゃうから、着地の時に工夫しないと最悪命を落としてしまう可能性があるんだよね。(受身取るだけでも死亡率は上がるけど可)
僕?そんなのさっきも言ったように後者ですよ。
まぁそれ以前に僕みたいなところから落ちたら大体は命を落とすんですけどね。
僕は大丈夫ですよ。143cmの現役高校生を舐めないでもらいたいですね(泣)。
どうしてこんなに伸びないんでしょうか?
誰か教えてください。(切実)
……あ、そろそろだ。
よーしそろそろ(地面で)転がる準備をしましょうね。
そんなことを考えながら出来るだけ勢いが上がらなく、尚且つ転がりやすいような体勢になる。
というか上空からのここの景色凄い綺麗だったからもう一回見たいな〜。
無理だったらいいんだけどね。
そして、地面に触れる瞬間に倒立前転の要領で地面に自分から少し手をつけてから、腕を曲げて転がった。
その時に勢い余って一回転の筈が三回転もしてしまって木に背中をぶつけてしまいました。
痛かったです。(気にしないけど)
そうしてぼくは、無事生還することができました。
やったね♪
……よく、生きれたね。僕。
まさか本当に行けるとは思っていなかったんだけどなぁ……
まぁ、命があるからOK!
……取り敢えずこの辺りを確認しましょうかね。
そんなことを考えながら、周りを見渡した。
まぁ、と言っても森の木とか茂みおかであんまり見えないんですけどね。
……うん。普通の森ですね。
なんか不吉な予感がするけど、気のせいですよね。
それなら、空にいた時に見えた里っぽいところに行きましょうね。
そう考えてから、歩き出そうとした次の瞬間、目の前の木の裏から気配を感じた。
なんでこんな森の深く(多分)に?
気のせい……なはずないですよね。
だって今息遣いも聞こえるし、視線も感じるし、なんだったらさっき(多分)枝踏んで音出てましたしね。
これは絶対にこの木の裏にいますね。
妖怪とかだったらどうしようかなー(棒)
まぁ八雲家の皆さんという前例があるし、この森、ついでに言うとここは森の深いところ(多分)だから、妖怪の方がいても全然おかしくないと思うんですけどね。
……まぁ……この嫌な予感は多分外れることでしょう。
そんな本当だったら人生終了するようなことを考えながら、木の裏にいる人(多分)に声をかけた。
「あの……木の裏にいる方……えぇっと」
やばいいうこと考えてなかったどうしよう。
……と、取り敢えず、何か言わないと
「……えと、どうかされたんですか?」
……取り敢えず、何か言わないとと思ってああは言ったけど……絶対、今第一に言うことじゃなかったよね?
何をやってるんだろう僕は
そんなこととは個人的には言えないことを考えながら、その木の方を見ていたら、少し警戒したような雰囲気出して、女性が僕に疑いの念を込めた視線を向けながら、木の裏から出てきた。
その女性……というより、少女は白黒の洋服とロングのスカートを身につけ、胸のあたりに赤色のリボンをつけている。
髪型は金髪でボブ。
そして身長は……物凄く失礼かもしれないけど、小学生ほどの身長で、正に美少女と呼べるような容姿をしていた。
そこまで考えて、さっきの言葉の続きを言おうとした時、先に少女の方が口を開いた。
「お前、何者なのだー?」
そう言いながら、その少女は警戒体制を強めた。
……待って、僕何かしました?
……やらかしまくってますねはい。
まぁあれくらいの高さのところからいきなり降ってきて、しかも無傷だもん。
警戒しないはずないよね。
「僕ですか?僕はただの、なんの変哲もない純度100%のただ人間ですよ?」
「それは嘘なのだー」
満面の笑みで尚且つ一瞬で嘘判定出されましたねはい。
何者……何者、かぁ……
「紫さんに連れられて幻想郷?と言う場所に行こうとしたけど、そこに行く前に紫さんのスキマの中で八雲家の皆さんとお茶を飲みながら雑談してたらいきなり真下にスキマが開いて目測3000mくらいから放り出されたから回転で勢いを殺しながら最後に地面を転がって勢いを完全に殺した結果最後の最後で木に背中をぶつけた者?あ、あと、一応言っておきますけど、多分あれは紫さんの所為じゃないですからね。」
「え、えと……ご愁傷様なのだー?」
何故に疑問系?
それに改めて考えてみると本当にあんな上空から放り出されてよく生きれたね。僕。
本当に、なんで生きれたんだろうね。僕。
というかこの子いい子だね。
まぁこの森にいる時点で妖怪だと思うけど。
「それじゃあ、今度はこっちから……と言っても、全く同じ質問なんですけどね。」
そう言うと、少女のは最初はあっけらかんと「私はルーミアなのだー。」と言うと、瞬間、さっきとは表情を一変させ、僕との距離を急激に詰めながら、三日月の様な笑みをつくりながら、確実な敵意を孕み、「貴女は食べてもいい人類?」と、言った。
「ちょっと一旦ストップで」
ちょっと聞き捨てならないことがあったので、取り敢えず静止をかける。
「嫌なのだー。」
一瞬で蹴られました。
まぁそうだよね。
そんなこんなで、僕とルーミアとさんとの鬼ごっこが開始しました。
そして、まず最初に言いたいことは……
この世界の人って、空飛べるんだ。
もしも僕が空を飛べたらあんな危ないことせずに済んだのに……
まぁ多分いずれきっと出来るようになることでしょう。
空飛ぶのって楽しそうでいいな〜。
……さて、と……
この状況どうしよう?
僕とルーミアさんの距離は今は3メートルちょっとくらい。
ルーミアさんは空飛んでるから比較的障害物少ないけど僕は走ってるから木の根っことかに足取られて転びそうで怖い。
それでもなんとか追い付かれないようにルーミアさんよりちょっと早いくらいのスピードでこっちは走っています。
もうちょっと出しても良いけど力加減ミスってクレーターとかできたら森が可哀想だからやりません。
でも、ここら辺の土頑丈そうだし、もうちょっと力込めても大丈夫かな?
というか、今思ったけどこれ擬似的に空飛べてるのでは?
今はやらないけど、いずれ試してみようかなぁ。
「待つのだー!人間ー!」
「流石に生死をかける状況で待てませんよ!」
「それさっき私の方が言う筈の言葉だったのだー!?」
「ごめんなさい」
「なら待つのだー!」
「拒否します!」
そんなことを言い合いながら、ルーミアさんとの距離がどのぐらいなのか確認するために少し振り返った。
すると、そこにはルーミアさん。……
ではなく、なんか闇の塊みたいな奴が追いかけてきてました。
何あれこわ!?
……あ、でもよく見るとなんか目の部分だけ闇みたいなのがないね。
あれ自分の視界まで奪っちゃうみたいだね……
まぁ今それがわかったところで何も役に立たないけど。
……いや、待って?あれ多分視界悪いよね?なら一気に横に曲がるように見せかけて木の上に登れば撒けるのでは?
よし、それをしよう。
そう考えてから10秒ほど経って、良さげな木を見つけたので、急ターンして地面蹴って木の上に乗りました。
地面は力を調節したのでクレーターはできていません。
やったね。一回もミスらなかったよ☆
ルーミアさんの方を見るとキョロキョロと周りを確認していました。
よかった。思った通りでした。
まぁもし上を見ても葉っぱで見えない位置にいるから大丈夫なんですけどね。
あの闇、今は夜で暗いからちょっと見づらいんだよね。
まぁ目が見えてたからそうでもなかったけど。
そんなことを考えながら、どこかに行くまでここにいようとした時、「降参なのだー」と、そう言いながら闇を晴らして手を水平に置いてた。
そこは上げるんじゃないんですね。
そんなことを考えながら、木から飛び降りる。
「それじゃあ、僕の勝ちでいいですよね。」
と、着地と同時にそう言った。
「わ、上にいたのかー?」
「うん。そうだよ。」
「そうなのかー」
「そうなのだー」
「「わはー」」
……は!反射的に乗ってしまった…… 。
……いや、まぁルーミアさんが凄いいい笑顔してるし、良いんだけどね。
やっぱり笑顔が一番だよ。
「でも、どうやったのだー?全く気配を感じなかったのだー。それにめちゃくちゃ早かったのだー。」
「それは、えっと……どうしてでしょう?」
「わからないのかー?」
「……うん。多分無意識だと思う。」
「そうなのかー」
……あ、まって、今思ったけど……これ、道わかんなくない?
あそこの時は上からの景色で大体場所が把握できてて着地地点も大体わかってたからどっち方向に進めば着くかわかったけど、今全くどこかわからないからどっちに進めばいいかわからない……
……終わった……
「?頭を抱えてどうしたのだー?」
……は!そうだ、ルーミアさんがいるではないか!
引き受けてもらえるかどうかわからないど、失礼&迷惑を承知で頼んでみよう。
うん。そうしよう。
「ルーミアさん。お願いがあります。」
「どうかしたのかー?」
「道がわからないので教えて下さい。」
ジャパニーズ土下座をしながら精一杯で頼む。
「わかったのだー。博麗神社でいいのかー?」
……引き受けるまでが早くない?
いや、まぁ助かるんですけどね?でもなんか、ここまで来ると何かに巻き込まれないか心配というか……。
……うん。これ僕がするような心配事じゃないね。
「えと、その……できれば、上で見た時に里っぽいところが見えたんですけど、そこのにいけますかね?」
「無理だったらいいんですが」と付け足しながら、ルーミアさんを見る。
「わかったのだー。それじゃぁ、出発なのだー!」
話がとんとん拍子に進みますね。
ルーミアさんには感謝しても仕切れないほどですよ。ホント。
こんなにとんとん拍子に進むと、逆に怖いなぁ……。
そんなこんなで、僕は生き残ることができて、しかも迷う心配もなくなりました。
マジで本当によかったです。危うくぽっくり逝っちゃうところでした。
本当にルーミアさん良いひt……間違えた、良い妖怪ですね。
普通に美形だし。
可愛がられてるんだろうな〜。
……まぁ人喰い妖怪だろうし、妖怪限定になっちゃうかもしれないけど。
そんなことを考えながら、ルーミアさんについて行くこと数分。森を抜け、開けた場所に出た。
空は上空の時とは違い、菫色ではなく、幻想的とも呼べるほど、綺麗な茜色に姿を変えて僕達を迎え入れてくれた。
……嘘でしょ?……
……
少し先には江戸時代にありそうな建物が見える。(無視)
「あそこなのだー。あとは大丈夫なのかー?」
そう言ってくるルーミアさんに、笑顔で「はい。大丈夫です。ここまでの道案内、ありがとうございました。」
と言って頭を下げた。
そう言うと「そうなのかー」と言って、ルーミアさんは森の方へ走って行った。
それを見て無邪気だなぁなんてことを思いつつ、足をまた動かし始めた。
……というか、僕、よく喰べられなかったね。
ここにきてから奇跡起こりすぎじゃない?
この先怖いなぁ……。
次か次の次くらいから本格的に投稿が遅くなりますがご容赦ください。
よかったらこれからも読んで頂けると幸いです♪