第10話 大図書館って凄いね!! それと、小悪魔さん。色んな意味で大丈夫ですか?
もう10話目ですよ!信じられますか?因みに私は信じられません。
題名ガガガガガ
まぁそんなことよりも、よかったら楽しんでいってください♪
あれから、咲夜が仕事に戻っていき、僕とノーレッジさんの2人だけにうなった。
大丈夫です。咲夜が仕事に戻る時ちゃんと「頑張ってね٩(^‿^)۶」って言っておきましたから。
……まぉその時にちょっと、ちょっとだけ笑われて、ちょっとだけ恥ずかしかったけど……
そんなことを考えながら、僕はノーレッジさんに外の世界の話をしていく。
え?何で外の世界のことを話してるかって?
そりゃあノーレッジさんに頼まれたからですよ。
「……と、まぁ、こんな感じですね。」
「へぇ、外の世界にはそんなものがあるのね……」
僕が話し終えると、ノーレッジさんがそう呟くとともに、手を顎に置き、そんな言葉を呟いた。
「はい。まぁまだ全然あるんですけどね。」
「……いいえ、もう十分よ。ありがとう。……そういえば、何で苗字呼びなの?」
「え、えっと……恥ずかしいから、ですかね?」
「何で疑問系?……まぁいいわ。私のことはパチュリーの読んで大丈夫よ。」
待ってくださいノーレッジさん選択権与えてる風なのに圧が強すぎて断れないんですけど。
「わ、かり、ました。ぱ、パチュリー、さん。」
あぅぅ……やっぱり恥ずかしいよぉ……
これに慣れないとこの先やっていけない気がするし……行く先不安だなぁ……。
「ふふ……あ、そうだ。お礼と言っては何だけど、ここの本、自由に読んでいって良いわよ。」
「え?良いんですか?」
「えぇ。言ったでしょ?お礼って。でも、盗むのと、魔導書とかは見ちゃダメよ。」
「当然盗みませんよ。……というか、魔導書を読んじゃダメなのは何でですか?」
「もし普通の人間が読んだら、最悪の場合死ぬことになるからよ。」
「了解いたしました!」
そんなのがあるんだ……。
怖いなぁ……。
僕は今パチュリーさんの許可を得て、この図書館を見て回っています。
此処みたいなところで本に囲まれる生活とかしてみたいなぁ……
なんて、そんなことを考えながら、僕は目ぼしい本がないか探す。
そうして歩いていると、忙しなく(空中で)動いている、悪魔っぽい女性を見つけた。
その女性は赤い長髪で、頭と背中に悪魔の様な羽、白いシャツに黒、または黒褐色のベストと、ベストと同色のロングスカートで、ネクタイかリボンを着用している。
……なんか山積みの本を1人で持ってるし、大変そうだなぁ……。
そんなことを考えていると、その女性が一瞬バランスを崩し、次の瞬間、雪崩の様に本がパラバラと床へと落ちて行った。
僕はそれを見て、考えるより先に体が動いていた。
辺りに振動が響かない程度の力で紫色のタイルを蹴って、瞬時に近づく。
そして、それらの本に折れ目がつかない様にできるだけ丁寧に、そして全ての本を回収する。
「す、すみませ〜ん!お怪我はありませんか〜!?」
間に合ったことに安堵していると、先程の女性がこちらに向かってそう言ってきた。
「は〜い!僕は大丈夫です!本も何ともありません!」
30mほど離れている為、少し大声気味になってしまう。
「凄い……あ、すみません、ありがとうございます」
「いえ、大丈夫ですよ。むしろ、微力ですがお手伝いしましょうか?」
近づきながら、そんな会話をする。
「いえ、そんなの悪いですよ。」
「悪くなんてありませんよ。逆に、やらせて頂けませんか?また同じ様なことがないとも言い切れないと思うので。しかも、こんな量ですし。」
そう言いながら、僕は腕の中の本に視線を移す。
「ですが……」
「……なら、手伝うかわりに、ここの何処にどんな本があるのか、教えて頂けませんか?」
「……それなら……。……なら、お願いできますか?」
「はい!」
そんなこんなで、僕はこの方のお手伝いをすることになりました。
「あ、そういえば名前をまだ言っていませんでしたね。私の名前は小悪魔って言います。」
「そういえばそうでしたね。僕の名前は魅黒藍奈って言います。よろしくお願いします♪」
「はい♪こちらこそ、よろしくお願いしますね♪」
「その本はあっちで、この本はそっちにお願いします。」
「わかりました。」
僕達は大きなこの図書館で、空を飛びながら本の整理に勤しんでいた。
そして、飛びながら思ってることを一つ。
……本当にこの図書館の紅魔館にあります?
いや、だってこの図書館絶対外からみた感じの紅魔館の広さの1/3以上ありますよね?
というか、高さ的にも紅魔館よりも天井が高い……
……
……もしかして、咲夜かな……?
……
うん。後で聞いてみよう。
そんな感じで作業を進めていき、数分後
「……これで、終わり!」
小悪魔さんがそう叫びながら、緑色の四葉のクローバーの紋章が入っている本を、本棚の隙間に差し込んだ。
「ふぅ、やっと終わりましたね。小悪魔さん。」
「はい!あの量の本をこんなに早く片付けることができるなんて……。これも藍奈さんが手伝ってくれたお陰です!ありがとうございます♪」
「いいえ、僕はただ言われたところに本を入れていっただけですし、そんなに言われるほどのことはできていませんよ。」
「そんなことありませんよ!本も沢山持っていただきましたし、色々と助かりました!」
「……そう、ですが。ふふ、それならお手伝いをした甲斐があったと言うものですね。」
そんな会話をしながら、僕達は地面へと足をつける。
「それじゃあ、約束通りここの案内をしますね。」
「え?」
「え?」
「「え?」」
「え、えっと、そう言うお約束でしたよね?」
「あ、はい。そうなんですけど……あれだけ動き回りましたけど、体力的に大丈夫ですか?」
「はい!これでも悪魔やってますから!」
あ、やっぱり悪魔さんだったんですね。
「……それじゃあ、お言葉に甘えて、今から大丈夫ですか?」
「はい!」
そんなこんなで、僕は咲夜が昼食に呼びに来るまで、小悪魔さんにここを案内してもらいました。
凄く楽しかったです。
僕は今、霊夢さんと魔理沙さん、そして紅魔館の方々と横に長い食卓で昼食を食べています。
この食卓には、3本の蝋燭と数えきれないほどの料理が並べられています。
そして、なんか懐かしい気がする味だと思ったら咲夜がこれを全て作っていました。
……労ってあげないとと、思いました。
というかちょくちょく時間が止まってたの料理を作ってたからなんですね。
それなら納得です。
そんなことを考えながら、僕は他の方々と少し雑談を交わしながら食事を進めていく。
「あ、そうだ。藍奈、大図書館はどうだった?」
不意に、そうレミリアさんが聞いてくる。
「とても凄かったです。色々な本が至る所にあって、とても面白かったです。」
「ふふ、そう。気に入ってくれたのなら良かったわ。」
「はい♪本当にありがとうございました。」
僕は笑顔を浮かべながら、そうお礼を言った。
それから約30分ほど昼食が続いて、全員で合掌をしてから解散となった。
昼食を終えた後、僕は咲夜と雑談を交わしながら後片付け(お皿洗い)をしていた。
現在僕と咲夜の手にはスポンジが握られており、僕達はそれで慣れた手つきで隅なくお皿を洗っていく。
「でも、本当によかったの?」
不意に、咲夜がそう聞いてくる。
その意図を理解した僕は、間髪入れずに答える。
「うん。だって咲夜、昔とあんまり変わってないから。だからこういうの、無理しちゃうでしょ?」
「……ふふ、よく覚えてるわね。」
「そりゃあ勿論。……咲夜の言っていた通り、例え偽りだとしても、家族だからね。咲夜を見れば大体の状態は手に取るようにわかるよ。」
「……そう。ありがとうね。藍奈。」
微笑みを浮かべながら、咲夜がそう言った。
それから僕等は、雑談を交わしながら。……そして、昔を懐かしみながら、お皿洗いを続けた。
……凍ってしまった心の様な、深い浅葱色の感情を、押し込めて。
1番最初に言わせてください。
パラバラとってなんぞや(´・ω・`)
どうもこんにちは!毎日投稿6日目、GW5日目のASADEです!
いやぁ、もう毎日投稿も6日目。(←そっち?)
時が経つのは早いですね。
まぁもう少しでGWも終わりを迎えます。
やれることを精一杯やり切って、またいつもの日常となる生活を過ごしましょう。
……一瞬言っててわからなかった。
それじゃあまた明日。
さよな〜ら!