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高鳴り

戦国時代 京都



戦国の世に帰り3日がたった。


伊賀の乱で死んだ骸から、刀や鎧を売り、金に換えて着物と袴を買ったがどうだろうか?


「髪色とあわせて白と青の着物を買ったがどうだ?

今の私に似合わぬとは思わぬか。」



(そもそもこの世界では髪が白い人間など存在しないので、かなり見られています。)


「仕方あるまい、もともと黒かったのにあちらの世界に行ってから白くなってしまったのだからな。」



(氷の剣神を継承した者は皆、髪の毛が白くなります。

しかし私もその理由はわかりません。)


「ところで、魔力はどれほど溜まったのだ?

だいぶ溜まったと思うのだが。」



(まだ4割程度しか溜まっておりません。言ったはずです。一週間は滞在することになると。)


「そういえばそうであったな。仕方ない、私の家に帰るとしよう。」




ルーディンの森 氷魔法被害地区。



「隊長。あまりの寒さに皆凍えております。ここは一時帰還すべきかと。」


確かに後ろの騎士達は疲弊しきっている。




このまま捜索を中断してしまえば、


この惨事を引き起こした犯人を逃がしてしまうが・・・



「仕方ない、一時帰還する!荷物をまとめよ!」








「やっとこのくそ寒い大地から帰れる。」


「とりあえず暖かいものが食べたいぜ。」



騎士たちが荷物をまとまる中、

一人の騎士が鬼気迫ったように報告しに来た。




「隊長!ワーウルフの群れが迫ってきています。その数300頭はいるかと。」


「なにっ!すぐに部下たちに知らせ臨戦態勢を整えさせろ!迎え撃つ準備だ!」



くそっ!こんな時に来るとは、奴らはこの寒さでも生きることができるから関係ないということか。

1頭なら問題はないが300頭とは。100人弱のこの隊で倒すことができるか。


「ワーウルフ接近!こちらに向かってきます。」


「決して柵の中に入れるな!近接部隊は敵をギリギリまでひきつけろ。

魔法部隊はそのすきに遠距離で攻撃しろ!」



ワーウルフは恐れを知らないのか無我夢中で突進してくる。

それを盾を持った近接部隊が無我夢中で抑えるが、ワーウルフの押す力はすさまじく、どんどん後退していく。


その隙に魔法部隊がウォーターアローやファイヤーアローで攻撃していく。



「おいまだか!まだ倒せないのか!


「数が多すぎて倒してもきりがないんだ!」


「くそっ!足場が悪くなければこんな奴ら。」





騎士がうまく抑え込んでいるが、突破されるのは時間の問題であった。




「もはやここまでか。」





隊長や兵士もあきらめたその時・・・








ズガーン!!






大きな轟音とともにエレーナ隊が戻ってきた。


「バルン隊長!エレーナ隊ただいま戻りました。」


「おお!よく戻ってきてくれた。皆の者押し返せ!

勝機は我らにあるぞ!」



おお!!

100人の隊にエレーナ隊100人が加わり形勢は一気に逆転した。





ワーウルフは次々と倒され、残りは森の中に逃げてしまった。



「やったぞー!」


「我々で倒したー!」


「勝利だー!」


歓喜の声が次々と湧き上がる中、バルン隊長とエレーナはテントの中で話をしていた。



「よく戻ってきてくれた。感謝する。」


「いえいえ、隊長をお救いできてよかったです。

伝令では、もうすぐに帰還するということでしたが、本当ですか?」


「ああ、こんな雪が大量に吹き荒れる土地では、これ以上の捜索は困難と判断した。

明日の朝には出発する。君も準備しておきたまえ。」


「わかりました。こちらが担当した村のことは終わりました。

新たに住む場を提供したのち、王都からの援助があることも話しておきました。」


「そうか、では王にもそのようなことで報告しておこう。とりあえず君も今は休みたまえ。」


「はい。」









帰還の準備を済ませた後、エレーナは寝床について考え事をしていた。





「私を助けたあの男、おそらくこうなることは予期せずにあの強力な魔法を使ったに違いない。

出なければ私を助けたりしないはずだ。」





エレーナはあの男のことを考えているとなぜか胸が高鳴るのを感じた。


「むっ、明日は早く起きなければならないのだ。考え事をしている暇はない!」


妙な胸の高鳴りを感じながらエレーナは眠りについた。



豆知識

エレーナの初恋はバルン隊長です。

しかしバルン隊長はエレーナを娘ぐらいにしか思っていないため、

その初恋は諦めました。

その時のような胸の高鳴りを感じたため戸惑ったんでしょうね。

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