チート
「ヤッホー、けーちゃん。お久しぶりー。元気にしてた?」
「「「「さ、サーシャ・シルバー!!!!!!」」」
魔王城に爆音が鳴り響く。耳痛い。大声が脳に響く。なんかグラグラして気持ち悪い。戦場から帰った後にこれはキツい。
「えっ、サーシャ、?えっ。ちょっと考えの整理が。なんか、?もっと雰囲気あるものじゃないの?あれ?なんか感動より、驚きっていうか?」
ケリーは、混乱した。タララタッタッター!
とまぁ盛大に混乱してる魔王様。まぁそらそうなるか。いきなり過ぎる。
「そろそろ報告始めていいですか?ちょっと兵とか返さないといけないんで」
「あぁ、ゴホン。では酒牙よ。始めてくれたまえ」
「兵士の消耗は少ないですが、今回聖女のクソのせいで精神的ショックを受けているものが多いですね。特別休暇をとらせることを検討するべきかと。まぁ今回きつかったですし正直休みたいです」
「これだから一般兵のレベルが低いのよ。たるんでるわ。もっと追い込みなさい。人間でももっとできるというのに」
「ホウ。人間がもっとできるト。ただでさえ数で負けル。訓練を増やすべきカ?」
ちょっと酒牙さん所々本音が出てる様な気がするんだが、これあれか?気にしたら負け的なやつなのか。
あと母さん。あんたは黙ってろ。ウチの門下生の元ヤンどう考えても堅気じゃない奴ら軍団は例外だ。俺はあれを人間だと思ってないからな。だからジョーカスさんも間に受けないでくれ。本当。
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「よく頑張ったわね。流石私の息子。本気出されたら私でも手に負えないかも」
「いっつもそういうけど、俺一回も母さんに勝ったことないんだけど」
「それはまぁ、我々2人でお前の力封じたからな。誰だってその条件なら勝てんさ。むしろお前は良く技術だけで頑張ってる」
「オイコラチョットマテイマナンツッタ?」
「なんかカタコトになってるわよ」
カタコトにもなるわ。俺そんな話初耳なんだけど急展開過ぎないか。今日そう言う日なのかな?星座占い最近見れてないけど。
「まぁ端的に言うとね、生まれて来たときに力が強すぎて暴走して病室一個丸々消し飛びそうだったから封印したの。あっ、もう大丈夫だと思うからチャチャっと戻しとくね」
はぁ?
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翌日。今日は勇者育成の一環として魔獣の森でレベル上げと戦闘訓練。レベルは相手を殺さない訓練よりも殺す訓練の方が上がるとか聞いたことがある。けどまぁ、
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クレルス・ベルク
種族サキュバス、悪魔、ドラゴニュート、ゴーレム
ステータス
レベル37
力7010
体力7300
防御力7350
魔力7300
器用7000
知力7350
スキル
【魔弾:属性付与可】【魔纏:属性付与可】【魔壁:属性付与可】【転移】【思考加速】【平行思考】【完全記憶】【覚醒:限界突破、覇王、狂化、覚醒】【幻影術】【竜化:竜鱗、竜爪、竜砲】【硬化】【複製】【念話】
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まずステータス値馬鹿上がりした。19レベルから37になってたのは成長阻害の封印を解いたから。それでも37程度だと2000に毛が生えた程度になるんだが、7000超えした。因みに親の今の平均が7800くらい。因みにレベルは百超え。
今ならクマでもライオンでも魔獣でも素手で殴り飛ばせる気がする。今まで散々他の人をチートチート言ってたけど俺が一番チートかも。




