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集団召喚、だが協力しない  作者: インドア猫
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クラス召喚

俺の名はクレルス=ベルク。地球の日本という場所のとある高校にかよう極普通とはかけ離れた存在だ。


これから語ることは大概の人には厨二といって切り捨てられるのがオチだろう。だがしかし、これは真実だ。


俺はこの日本で生まれ育ったものの、地球の存在ではない。


俺の爺ちゃんはドラゴニュートと言ってとんでもない力を持った魔族の一種だった。時間制限つきだが、ドラゴンになる事ができるらしい。もっとも、地球はあまりにも保有している魔力が少なくて無理らしいが。


そしてその妻の婆ちゃんはゴーレム。と言っても、ドラク○みたいなタイプの石でできている人形じゃなくて、肌が硬質化し、石や金属でできている部分もあるだけだ。


二人は、地球とは違う惑星の魔族の住む国家で軍人をしていたらしい。


俺が八歳の時に死んじまったから母さんから聞いた情報と自分で聞いた情報をすり合わせたものだが、彼らはとても強く、戦争をしていた相手の人間、エルフ、ドワーフの連合軍と聖光教会という宗教に目をつけられていたらしい。


聖光教会は大規模封印術式、【永遠の棺】を使って二人を封印したらしい。


だが二人は諦めず、なんとか転移術で逃れようとして、足掻いた先にたどり着いたのが地球だったらしい。それが四百年近く前のこと。大坂夏の陣をやってた頃だ。


そして父さんはこの世界で生まれた。


母さんは爺ちゃんと婆ちゃんがいた世界の出身で、サキュバスと悪魔のハーフらしい。母さんもまぁ、魔力量が多くて強かったらしい。


らしいって使ってるけど母さんと父さんはまだ生きている。確か父さんが百二十四歳、母さんが百十七歳だった筈だ。


母さんはもう死にかけまで追い詰められて死ぬのを覚悟して適当な場所に転移したらしい。ちなみこの転移術、得意なのはドラゴニュートと悪魔だとか。


そこでまた地球についた。と言ってもこの時降り立ったのはオーストラリアだがな。魔族の気配を探ってみると日本に三人だけいる事がわかった。これが二十五年前。


そこで日本に行ってみたあと、同じ魔族であること、そして何より、気が合うことから父さんと母さんは恋に落ち、結婚したとさ。


幻覚魔法のおかげでなんとかバレずにやっていっているが、それに殆どの魔力を割いてしまって、元の世界に戻るには爺ちゃんと婆ちゃんが残した魔石を使ってももう少しかかるらしい。



************



そして今、高校、昼休み。どうしてこうなった。


転移術に捕捉された。これは一度捕捉されたら抜けられないやつだと悪魔とドラゴニュートの本能が言っている。ラノベかよ、クラス転移って。


いや、よく考えたら自分の存在自体ラノベみたいなもんだった。


この転移術から感じる懐かしい感じと嫌な予感。おそらく、母さんたちがいた世界。補足しているのは聖光教会の崇めるくそったれな神ども。


どうしてこうなった。不幸過ぎる。ヤバイ。このままだと俺殺されるぞ。


ヤバイ、飛ばされる。



クソがーーーーーーーー!!!!!!



************



「はぁ…何とか間に合ったよ。自己紹介しよう。私は魔族の創造主であり、聖光教が邪神という存在といえば分かるかな。君を助け、魔族を救って貰うためにあの神々の手に渡らないようにした。話を聞いてくれ」

私が書いています、もう一つの作品、剣と魔法と科学の世界〜最強職業は科学者〜の方もよろしくお願いします。

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