表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

ゆらゆら

ままごとみたいな毎日が続いていた。


仕事行って、彼の部屋に帰り

ご飯を作り帰りを待つ。



彼も私も24時間体制のシフト制

そして彼は大学生で私は専門学校生



休みは全て彼に合わせた。




彼もそれを喜んでいると思っていた。





何日間か彼が帰ってこなかった。




心配で眠れるわけもなかった。


彼のバイト先にいってみた。

以前いた先輩の伊藤さんが仕事していた。


前と変わらず声をかけてくれた。



『久しぶり。安田とつき合いだしたんやねー』


『はい、なんとか(笑)』


『今日はどうした?』


何か知ってそうな口振りだった。


『何日間か帰ってこなくて・・・』



『そうかぁ、あいつも就職活動とか忙しいからなぁ』




そうだった。

彼は大学生。今就職活動の真っ只中。

私、浮かれてしまってそんなこと考えもしてなかった。




『まあ、色々あるやろうけど、先のこと考えてつき合ってるんなら話し合った方がいいかもな』


伊藤さんからそう言われ、頷く事しかできなくて

店をあとにして部屋までの道を歩いていた。



彼はどうするんだろう。

私はどうしたらいいんだろう。

なんて話を切り出したらいいんだろう。



心が定まらない。

どうしていいかわからない。




助けて、助けて、助けて・・・・・



部屋の片隅で一人泣いていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ