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彼女と私
彼女は由宇
誰とでもすぐに仲良くなる。
私は同じ年だということもあって、よく一緒にいた。
ある日、由宇だけ女の先輩に連れられて飲みに行った。
引っ込み思案な私は、連れていってと言えるわけもなく、寮でテレビをみていた。
門限は0時
直前に彼女は帰宅したがそのまま寝たようだった。
気にはなったが、私も寝ることにした。
次の朝、彼女はいつもと変わらず明るかったが私は何だか置いてきぼりを食らったみたいでどんよりした一日だった。
彼女は何にもしてないのに、私は彼女に振り回されている。
そんな感じが暫く続いた。




