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動作を間違い吐息を漏らす

 かん、かん、かんと階段を上がって来る音が聞こえる。タイミング的にはやはり彼女達、玲奈と萌だろう。頭の裏から汗が吹き出すようだ。今此処に彼女たちが来るのは不味い。とても不味い。此れが見られたら僕もお終いかな、と思いつつ持って逃げるか隠すかという選択肢を目の前に浮かべる。後10秒後には部屋に入ってくるだろう、それを踏まえつつ考えると隠すしか無い。僕は優しく部屋の3分の1は陣取っているだろう机(見えを張った結果あるいは部屋が小さい)の下に入れ、自分はドアの前で彼女たちを待つことにする。ドアの前に自分が立つと同時にドアノブに手が掛けられたのがドアの僅かな軋みで分かる。「夢前さんの馬鹿馬鹿馬鹿、今度の今度は許してあげないんですから」そう言いながらドアが開く。何で彼女が怒っているのかは理解し過ぎるほど理解していたので僕は苦笑いをしながら謝る。「ごめん、急な用事ができたから」とお決まりの台詞を吐くがそんな言葉が彼女に届くわけがない。しかし彼女はそこで言葉を切る。今日はなにか良いことでも会ったのかな、とにかく助かってよかったななんて考えてると呆けたような彼女が一言、「後ろの娘は....?」玲奈も目を見開いている、というか瞳孔が開いている。僕はゆっくり後ろを向く。彼女は無表情に僕の顔を見た。


レジーナ可愛い

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