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司祭の御威光


  土に棲めしものは猛くあり

  水草に戯れしものはか弱き


  十字路をゆく者は(しな)やかに

  巌を掘りて金冠と紫衣を纏いし

  太陽を崇めし者は(わず)かなりし

  川瀬の音さえ恐る恐るに聞こし


  馬鈴薯は渇く

  鮭は網を避け

  川上へと登る

  虚しきは問いと答え


  されど水に養成されぬもの

  渇して水を求めざり

  かくて金冠と紫衣は勝れるも

  十字架の背に日輪を見ざる盲



    The Priest’s Dignity


  Creatures dwelling in the soil are fierce,

  Those who play among waterweeds are frail.


  The traveler at the crossroads moves strongly,

  Digging through rocks, donning crown and purple robes,

  He who worshipped the sun was but slight,

  Even the sound of the river seemed to tremble in fear.


  Potatoes thirst,

  Salmon evade the nets,

  Ascending upstream,

  The hollow is question and answer.


  Yet those unshaped by water,

  Thirsting, do not seek the water,

  Thus crown and purple robes prevail,

  But on the cross’s back, the sun is unseen — the blind.

「坊さんの晩餐」より

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