表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

王室御用達の魔女

作者:葛生雪人
【2023年12月1日より改稿版を順次公開】
【2024年8月10日より、さらに改稿したもの(最終版)を順次公開】

ファブール王国の王都シャルムの街では
『王室御用達』の氾濫が問題になっていた。

王が愛した逸品。惚れ込んだ技術。品質の高い工芸品や日用品。
限られたひと握りのものに与えられるはずだったその称号は年を追うごとに増え、
気がつけば街中の店や工房に付けられていた。

このままでは称号の信用性が失われてしまうと、
国は制度改革を実行。
称号更新のための審査を実施し
『王室御用達』の名に相応しいものだけを残すこととなった。

その更新審査のための調査員として働くことになった少年リッドは、
よく効くと評判の薬を売る雑貨屋へ調査に赴く。
難なく更新できそうな案件だと思い話を聞いていると、
雑貨屋の店主が妙なことを言い出す。

「うちの薬ねえ、誰が作ってるか知らないんだよ」

薬をおいてくれと現れたひとりの少女。
初めて現れたときと契約を結んだときには顔を合わせたが、
会ったのはそれっきり。
契約をしてからは、知らぬ間に納品されるのだという。
納品場所は雑貨屋の倉庫。
裏通りとはいえ人が住む街中という場所にありながら、
どうしてか目撃者もいない。

仕方なく数日張り込むことにしたリッド。
ようやく納品の瞬間を目撃したのだが、
それは何とも不思議な光景で、
薬を納めにやってきた少女は自らを
『ファブールの魔女』だと名乗った。
それは二百年も前にこの国から消えた者の名前だった。



【重複投稿作品:こちらの作品は『カクヨム』でも公開しています】
第一章 王室御用達
一、しがない調査員
2023/03/01 20:36
三、蓋を開けてみれば
2023/12/03 19:00
五、白と黒の夜
2023/12/05 19:00
第二章 ファブールの魔女
六、迷いの森の魔女、と肉
2023/12/06 19:00
七、むかしむかし
2023/12/07 19:00
八、魔女のお守り
2023/12/08 19:00
九、なくて七癖
2023/12/09 19:00
十、知識と経験と好奇心
2023/12/10 19:00
十一、魔女の消えた街
2023/12/11 19:00
十二、シャルムの夜
2023/12/12 19:00
第三章 彼女の気持ち
十四、一緒に、寝る?
2023/12/14 19:00
十五、君はかわいい女の子
2023/12/15 19:00
十六、個人差があります
2023/12/16 19:00
十七、傷跡
2023/12/17 19:00
十八、もうひとつの現実
2023/12/19 20:01
十九、花冠
2023/12/21 20:44
二十、煎じ薬
2023/12/23 20:43
二十一、故郷を思う
2023/12/25 19:58
二十二、重ねた手と手
2023/12/26 21:56
二十四、怪しい
2023/12/28 20:56
第四章 僕らの行方
二十六、もうひとつだけ
2023/12/31 19:00
二十七、魔女と民衆
2024/01/06 21:36
二十八、跳ぶ!
2024/01/08 20:31
二十九、君を助ける
2024/01/19 12:00
三十、今はまだ
2024/01/19 19:00
三十三、燃える森
2024/02/01 00:54
三十四、潮時とおしまい
2024/02/07 21:02
三十五、謀ったのは――
2024/03/03 19:00
三十六、悪い者
2024/10/31 19:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ