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嫉妬人間

掲載日:2022/07/23

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

─羨ましい


ただその言葉のみが脳裏に埋め尽くされる。


嫉妬だ。

私は嫉妬する。あらゆるもの、全てに嫉妬する。


金持ちが羨ましい。

金持ちを見てるとなぜ私はあれほどの大金を持っていないのかと嫉妬する。

その金持ちも努力をしたのだろう。血のにじむような努力をして、寿命を削って、その地位に辿り着けた者もいるだろう。


しかし、そこには運が少なからず絡む。

だからこそ、嫉妬する。

その運さえあれば、私もその地位に立てたのではないかという自分勝手な妄想さえしてしまう。

─ああ、羨ましい。


そして、次の嫉妬の対象が変更される。


売れっ子作家が羨ましい。

その運、そのアイデア、その言い回し、その展開。全てに嫉妬する。


その作品が自分にとって、いかに面白い作品だったとしても作者が自分より優れた生活を送っていると考えただけで、その作品がうす汚い金儲けの道具にみえ、嫌悪感を感じる。


─もし神がいるのであれば


どうか世界の皆が私と同じ所に落ちますように。


 ども、空ノ助勘太郎です。貴重な時間を割いて頂いた上でご愛読して頂きまして、誠にありがとうございます。完結まで面白いお話の作成に努めていきたいと考えております。何卒応援の程よろしくお願い致します。

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