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オレンジのごほうび

作者: Soraきた

誰もが輝いていたときを振り返り

そのたびに懐かしく思う

あの頃は良かったなと


電車に揺られ

いつもはもっと遅く現れるお気に入りの場所も

季節は夏から秋へと移り変わり

思ってたよりも早く現れた

まぶしいくらい、切なく思うことが

最近多くなってきた


わたしは

眠ったフリをした

あと5つ先の駅まで

ここからの時間

いつも、長く感じるから

でも、

まぶしいくらいの夕日のごほうびを

いただいたから

たまには、眼を開けていよう

見当たらない探し物をするように


新しい店はたしかに

たくさんできたけど

みんは背中を見せるかのように

ビルの背中はさみしく映る

わたしの視界には

ビルのガラスに映り込む満員電車くらいしか

見えない


そして電車はビルのあいだを

ぬっていくように

気持ちよく走っている


楽しかった日も

そうでなかった日でも

夕日の分量はいつも同じなんだから・・


それなら少しは

笑顔でいようかな


悩んでいたって

仕方のないことだから


わたしのお気に入りの夕日の場所に

感謝しながら


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