第2話「反り立つもの」
継続は力なりとはよくいったものですね。
2話目にしてもう面倒くさくなっている…笑笑
寧ろ何事も2回目が鬼門なのか…
なんにせよ行けるとこまで描きたいと思います。
第2話よろしくお願いします!
【第2話 反り立つもの】
「困った事になりましたわね……。」
違和感に気づいたのは目を覚ましてすぐのこと。
明らかにおかしな気配。
女の子にとってあり得ない感覚。
「ええ、間違いない。生えていますわ。硬い棒状の何かが。私のお股の間に。」
思いの外冷静でいられるのは、まだ起きてすぐで状況に思考が追いついていないからか。
それともこの状況を頭で分かっていながらも現実を受け入れられていないからか。
どちらにせよ彼女はその目で見て確認しなくてはならない。
後者なら尚更な事。
「目を背けてはダメよ、エリザベス。」
自身に言い聞かせる。
逆境から逃げ出す事なんてあってはいけない。
私はレイズフィリア家の娘なのだから。
意を決して鏡の前に立つ。
反り立つそれをその目で確認するために。
2度ほど深呼吸。
震えるその手を下着へと伸ばしてゆく。
ああ!神様!どうか……どうか……!!
これが……夢であれば……。
叶わない願望である事は分かっていながらも縋ってしまう。泣き出してしまいたい気持ちを抑えながら
彼女はフリルのついた薄いピンク色の可愛らしい下着を勢いよく降ろした。
……覚悟は決まっていた。
受け入れる準備はできていた筈だった。
しかし……
「それ」はちんこと言うにはあまりにも大きすぎた
大きく ぶ厚く 重く そして大雑把すぎた
それは 正に 鉄塊だった
長さはゆうに50センチを超え直径は10センチ程だろうか。
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
彼女の人生の中で最大の衝撃!走る!!
待ってましたと言わんばかりに外の世界へ飛び出した「それ」は「ボロンッ」
いや、「ァヴァロンッッ!!!」
そんな擬音を奏でながら
勢いよくはじけ出た!
「それ」にとって外の世界は「理想の楽園」になり得るのか!
もう誰にも止められない!
脈を打っている!
はちきれんばかりに怒張している!
もはや神々しさすら感じる次第!
これぞまさに!かの聖剣!そう!エクスカリバー!!
ああもう!!「ビンビン」である!!
ーー戦慄!止まらず!
そう!底が見えないのである。どれほどまでにー。
まだまだ太く、大きくなり得る。
そんな予感が彼女を支配する。
視界が真っ暗にー
「コンコンッ」
響く。ドアを叩くノックの音
「お嬢様!悲鳴のようなものが聞こえましたが、どうかされましたか!?」
ーーすんでのところで我に帰る。
世話係のカミラが様子を伺いにきたようだ。
「!大丈夫よ!虫が出たものですから思わず声が出てしまったの!」
ひと呼吸おいた後
「少し驚いただけだから気にしないでちょうだい。」
絶対に人に見られるわけにはいかない。
なんとしてでも隠し通さねば。
「少し…ですか。…分かりました。何かありましたらお申し付けください。お嬢様。」
ドアの前で答えるカミラ。
「ええ。ありがとう。カミラ。」
鏡の前で安堵するエリザベス。
ふぅ。
息を吐き出し荒いだ心臓を整えようとした瞬間ー。
「ところでお嬢様。」
「ーーッ!!」
ビクッと体が反応する。
心臓が跳ねる。反り立った「それら」も跳ね、あるいは萎縮する。
「そろそろお時間ですのでご準備を。」
そうだったそろそろ食事の時間だ。急がなければ父と母を待たせる事になってしまう。
エリザベスはただでさえ寝坊の常習犯なのだ。
「ええ…ええ!すぐに準備するから少し待っていて頂戴。」
さて、カミラのおかげで気を失わずに済んだはいいもののこの大きなモノをどうにかしなければ…。
視線を「それ」に移す…が、違和感。
おかしい…明らかに小さくなっている…。
先程の20分の1くらいの大きさになっている。
全くもって理解し難い。
「なんにせよこれなら下着にも収まりそうね」
分からない事だらけだけど。
今は小さくなったこのチャンスを活かさなくちゃ。
「こんなモノに私の日常を奪わせたりはしないんだから!」
これが私の前に反り立つ運命なのだとしても。
私ならきっと乗り越えられる。
そう意気込み彼女は勢いよくドアを開けた。
父と母の待つ広間へと向うために。
ノリと勢いで描き進みました。
ふざけてるとすらすら書けていいですね。
読み返したらと中盤辺りやけくそで笑う。
内容はふざけてますが本人は割と真面目に書いております。次回もどうかよろしくお願いします!