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プロローグ

 冬の鋭い空気が鼻を衝く。気が付けば来週にはクリスマスが控え、もう今年も終わろうとしている。この一年充実していたかと問われたら、しているような…していないような…。ああ…華のJKが何を言っているんだか。というのも、おしごと面では充実していたのだ。そう、推し事面は…。毎朝異世界のソシャゲを複数開いては、教会(運営)からのログボを受け取り、伝令(各種SNSなどによる公式からの発表)をその都度チェックしては、同士(友)と心を通わし…。さあ、これ以上言わなくてももうお分かりであろう。私は根っからのオタクなのである!しかも、少し中二病の抜けていない面倒くさめな。こんなわけで、思春期真っ盛りな年ごろのはずの私は、今年も学生としては充実していない日々を送っているのだ。

 といっても、まあ私は今の生活に満足している。彼氏はいないし、友達も多いとは言えないけれど、仲のいい友達と好きなことを話せるだけで私は満足だ。

「ほら、そんなことを考えている間に私の推しのストーリーの新章が出ているじゃないか!早速チェックして学校に着いたら我が同士に感想を―。」

 その時、私は自分が電柱に向かって歩いていたことに全く気付いていなかった。危ない!と思ったところで私の足はすぐには止まらなくて、

「あ゛っ…」

女子高生らしからぬ汚い声を発したと同時に、鋭い痛みが額から突き抜けていく。

(え、何でこんなに痛いの…)

想像していたよりもはるかに痛く、薄れていく意識の中、私はこう思った。

(歩きスマホ、やめよう…)

そこで私の意識は途切れた。

はじめまして、五曜の星と申します。この作品は連載作品にする予定ですが、学生のため更新が遅くなると思います…。気長に待ちつつ楽しんでいただければ幸いです。

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