意味のない説明書き
さて、要らないかもしれないが少し俺の話をしようと思う。いや、まぁ、思っている通り確かにこの話はあろうがなかろうがどうでもいいものだ。
本編でもアホらしく長々と書いたぐらいだしな……………正直俺なんてどうでもいいだろ。
所詮は俺だ。カッコよくもなんともないただの俺の話さ。いや、それじゃあまだ的確に表せていない。
今からするのは俺が、俺の気分を軽くさせるためのただの自己満足だ。ただの罪の告白、救われたいが為の言い訳。決して清いものじゃないし華やかなものでもない。裏も表も灰色なカスッカスな内容さ。
そもそもこの話は語られるべきじゃないのかもしれないし語られるべきなのかもしれない。それは俺には分からない、分かりようもない、わかろうとも思っていない。
何度も言うぜ、ただの自己満足だってな。
ただまぁ、少し注意をしてほしい。俺の話には幾らか適切じゃない表現が含まれているはずだ。なに、文章能力が低すぎて何言ってるかわからないとかそう言うことじゃない、安心してほしい。
そもそもこれは、うんざりするほど言っているが罪の告白だ。己の、罪の告白だ。考えてほしい。犯人がいて、そいつが事件のあらましを全て自供したとする。証拠も何もない、その犯人の言葉だけが事件の真相になるとする。…………君は信じられるだろうか?
俺は無理だ。ああ、無理に決まっている。だってそうだろ?犯人が馬鹿正直に事件を説明するか?絶対に、どこか自分の都合の良いように改変してくるはずだ。
そう、だから、俺の話を全て信じないでほしい。いや、出来事はちゃんと話すさ。俺は犯人ではあるが、俺のやったことはバレてるからな。嘘ついたところで意味はない。やったこと、出来事は全てその通りに書くよ。
ただ、俺の心までは、さすがにその当時のままを書ける自信はない。だから、信じるな。俺がカッコいいことや、心温まるようなことを考え始めたらそれは全て嘘だ。
だって俺なら確実にバレないようにすり替えるからな。だから、それを、俺がする行いを俺が止めるために、警告しておく。
これは、絶対に、感動するお話じゃないと宣言してやってもいい。
……………さて、長々と申し訳ない。これは俺の癖でどうしようもないんだ。どうでもいいことは、どうしても長引かせてしまうんだ。下らないことを引っ張るのが俺は堪らなく好きでね。いや、本当に申し訳ない。
それじゃあそろそろ始めようか。独りよがりの独白を、信用ならない告白を。
狩虎はあんなことを言ってますが、ここは大切な部分です。狩虎はきっと恥ずかしがっているのでしょう、なぜならこの小説は、ただですら薄っぺらい狩虎の嫌われようとした演技を、完璧に無意味なものにするのですから。
ただ、狩虎が言った通り感動はないと思います。感動できる要素がないですからね。
最後に、こんな、本当に、本当に本当に、どうしようもない初心者である私の小説を読んでくださりありがとうございます。
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