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アイドルと禁断の恋  作者: ぴたにゃん
7/13

SPG 高橋由梨亜(2)

俺はどう返事をしたらいいのか迷ってしまった。

俺は歩きながら必死に答えを考えていた。

すると、高橋はそれを見てくすっと笑っていた。

俺はしばらく恥ずかしい気持ちでいっぱいになった。


「本当に木下君って優しくて面白い人なんだね。」

それを聞いて俺はさらに恥ずかしくなった。

女の子に初めて言われたからだ。でも正直嬉しかった。

俺はいつしか高橋にときめいていた。


しばらくして俺と高橋はようやく高橋の家にたどり着いた。

時刻は夜の二十時を過ぎていた。

俺と高橋は入り口で別れることにした。

すると高橋が俺の心を読んでいたかのように俺に問いかけてきた。

「木下君、結局わたしのことどう想っているの?」

俺はそれを言われてしばらく固まってしまった。

「えっ・・・どう想ってるって言われても・・・」

俺はすっかり答えに戸惑ってしまった。


「わかった。明日聞かせてね。」

高橋はそう言うといきなり俺にキスをしてきた。

「わっ!」

俺は思わず驚いてしまった。

「じゃあまた明日ね!バイバイ!」

そう言って高橋は家の中へ入っていった。

俺はしばらくその場に立ちつくしていた。


そして次の日、俺はいつも通りに登校した。

俺は昨日の気持ちを伝えようと高橋よりも先に登校して高橋の靴箱に屋上に来るようにと書いた手紙を置いて教室に入った。

俺が教室に入ってから二十分くらいしてから高橋が若干恥ずかしそうに入ってきた。

俺は何事もなかったかのような態度をして見せた。

高橋は不思議そうに俺を見つめていた。

それからというもの午前中は特に変わったことはなくいつも通りに時間が過ぎっていった。

そして運命の昼食時間がやってきた。


俺は先に待ち合わせ場所である屋上の片隅で先にご飯を食べながら高橋が来るのを待った。

するとしばらくして慌てた様子で高橋が屋上にやってきた。

高橋は俺を見るなり少し早歩きで俺のもとにやってきた。


高橋は一言「隣で食べてもいい?」と尋ねて俺の許可をもらってから隣でご飯を食べ始めた。

食べ始めてしばらくしてから俺から高橋に問いかけてみた。

「あのさ・・・昨日のことなんだけど・・・。」

俺は勇気を出して伝えた。

「うん・・・何?」

高橋はわざと知らないような感じで聞いていた。

俺は振り切って思いをすべて伝えた。


「俺さ、実を言うと高橋を通学中に見たときに一目惚れしちゃったんだよね?

 それでいつかこの思いを伝えたいなと想ってた。

 そしたらお前がいきなりキスしてくるから俺ビビっちゃってさ。・・・」

「ははは!」

俺が必死に伝えてる最中に隣で高橋が大笑いをしていた、

「木下君って本当に面白いよね!」

以前にも聞いた言葉がそのまま返ってきた。

「そうか?ははは。」

気が付いたら自然と俺も笑っていた。

「でもうれしい。」

高橋が言った一言が今までで一番胸に突き刺さる言葉だった。

「木下君がそんな風に思ってくれるなんて嬉しい!」

高橋は少し恥ずかしい表情で答えた。


「あのさ・・・言いたいことがあるんだけどさ・・・」

俺は勇気を出して言ってみた。


「俺、高橋のことが好きだ・・・。」

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