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アイドルと禁断の恋  作者: ぴたにゃん
13/13

結婚

俺は米山の相談を引き受けて俺たちの同窓会を俺のテレビ局で放送することにした。


打ち合わせは一週間後に行われ、着々と話が進んでいた。

一方で同窓会の話も同時進行で進み、お互いに話がすぐに決まっていったので非常にやりやすかった。


そして放送当日。

俺はディレクター兼出演者としてやっていくことになった。


序盤は主にディレクターとして動いてみんなの盛り上がりぶりをしっかりとカメラに収めていた。


そして代わりのディレクターが到着して交代し、出演者として入った瞬間に思わぬ事が起きた。


「続きまして、愛の告白ショーです。」


司会の宮島が突然、次第にないコーナー名を紹介したのだ。


「今回この場をお借りして一組、皆さんの前で愛の告白をしたいかっぷるがいます!」

突然の言葉に会場は一瞬にしてざわつきへと変わった。


「今回愛の告白をするカップルは現在女優として活躍している高橋由梨亜さんと今日の同窓会の放送を快く引き受けて下さり、現在ディレクターとして活躍している木下拓哉くんのお二人です!」

俺と高橋は自分の名前が呼ばれた瞬間、何事かと一瞬固まっていた。

しかし、すぐに俺と高橋は壇上に上がった。


俺は突然の事であまり気持ちを伝えることが出来なかったが、チャンスと思って俺の素直な気持ちを高橋にぶつけた。


「高橋さん、僕は高橋さんがこの高校に転校してきたあの日からあなたのことを忘れたことは一度もありません。あなたといるとすごく癒されます。」

「だから僕はあなたのそばに一緒に居たいです。僕と付き合ってください!」

俺はこれで断られたら諦める覚悟で想いをつたえた。


すると高橋は恥ずかしそうに呟いて答えてくれた。

「ごめんなさい、私今まで告られたことなくてうまく答えが出せないのですが、こんな感じでいいですか?」

高橋は笑顔で手を差し出してしゃがんでいる俺の頬に軽くキスをした。

その行動に会場は一瞬ざわつきから歓喜へと変わった。

そしてキスした後に高橋はすぐに気持ちを伝えてくれた。

「こんな私で良ければ宜しくお願いします。」


この言葉に会場は歓喜に包まれた。


そして俺と高橋は最後に結婚式を挙げる時は必ず皆を招待すると約束した。


それから一年の歳月を経て俺と高橋はついに結婚した。

約束通り結婚式には皆を招待し、同窓会と重ねて行った。


その後、俺はディレクターから制作スタッフに昇格し今では番組の制作から全てをこなすようになった。

一方の高橋は女優兼歌手として様々な番組に出演し、今月からSPGのダンスレッスンコーチに就任し、事実上の復帰となった。


こうして俺の人生は高橋の転校によって大きく変わり今では幸せに暮らしている。

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