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不死王の愛弟子  作者: 時任雪緒
9 フィンランド スポーツ大会編

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9-2 メジャーリーグも夢じゃない


 ミナが攻撃態勢に入ったことで、ジュリアス達には動揺が広がった。

「待ってくれ!」

「ミナと闘う気は……」

「待ったなぁぁぁぁし!」

 吸血鬼部隊の中に飛び込み、溜めこんでいた電気を一気に放電すると、ミナを中心にして激しい雷鳴が轟き渡る。銃などの金属を所持しているため、ジュリアス達は簡単に感電して、その動きを止める。

 だが、相手が吸血鬼となると、高圧電流でも死ぬとは限らない。電流で心臓が止まったとしても、心臓が焼き潰れるとは限らないからだ。吸血鬼を殺す基本原則は、頭部または心臓を潰すこと。


 いつの間にか外に出ていたヴィンセントが、ミナに避けるように合図を送ってきた。ミナが飛び上がって横に逸れると、ヴィンセントが雪から作り出したらしい巨大な氷の杭が、動きを止めたジュリアス達に突き刺さっていく。

 その手があったかとミナも外に出た。足元の雪をせっせとかき集め、ぎゅっっと圧縮して固いボール状にしたものをいくつも作成。そしてミナ投手、振りかぶって投げた!

「おりゃぁぁぁぁ!」

 ミナが渾身の力で投げた雪玉は、ジュリアスの腹部に穴をあけ、大腿を潰し、頭部を爆散させる。ヴァンパイア流雪合戦である。


 月の光を厳かに反射する、一面の銀世界。その広い雪原では、ミナ達がジュリアス達からの銃撃を、走ったり飛んだり跳ねたり消えたりしながら躱し、雪玉をぶつけてジュリアスの数を減らしていく。

 真っ白な雪の上には、バラの花びらを散らしたかのように血飛沫が舞い上がり、敵味方の血液が入り乱れて、あたり一面お花畑。


 既に満身創痍だったメリッサ達は玉造りをしてくれるので、3人を守るためにヴィンセントが氷でシェルターを作ってくれた。そのシェルターから供給される雪玉を手に、今度は氷で作ったバットをフルスイング! 先程よりも高速で打ち出される雪玉に、殺傷率は上昇。ヴァンパイア流千本ノックである。

「フンッ!」

「まだまだぁー!」

 ミナとヴィンセントは今シーズンも絶好調だ!

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