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私と彼女

いろいろあって、新年入ってから見た桃夢を下地にして書いた短編です。一回目のは恥ずかしすぎて書き直しました。それがよかったかどうかはわかりませんが。百合注意です

私と彼女が出会ったのは、中学二年の最初の日

たまたま席が近かった私に彼女が話しかけてきたのが出会いだった

「私の名は■■という。よろしくだ」

私の彼女に対する第一印象は、「変な人だ」だった


それから、彼女は私によく話しかけてくるようになり、自然と仲良くなった

やはり彼女は変な少女で、「同性同士でも子供を授かれるようにするべきだ」とか「同性同士の結婚が認められている昨今、必要なのは医療の進歩だ」とか、大真面目に綺麗な目で語っていた

私は彼女のそういった熱さと芯の強さが好きだった


中三のとき、同級生で可愛らしいと評判の子が彼女に告白してる現場を見かけた

私は「へぇ」と、少し胸がちくりとしながら少し早足で移動した

その後、彼女からその子を振ったと聞いた

そのとき、ほっとした理由がわからなかった


高校も彼女と一緒だった

高校に入ってから、彼女は背も胸も成長し、綺麗になった

彼女の魅力に気付く人も増えて、私は胸が痛むときが増えた

彼女から告白されたという話を聞くたびに、もやもやとした

チクチクの理由ももやもやの理由も、私はわからなかった



受験学年のとき、彼女は私に「私は研究の道に進む。私の夢を支えてくれないか○○」と言った

いつも凛々しい彼女が、挙動不審になっていた

私はポカンとした後、笑みがこみ上げて来た

初めて見る彼女の姿が「かわいい」と思った

私は「うん。」と彼女に答え、それを聞いた彼女はうれしそうにしていた


同じ大学に入り、彼女は宣言どおり研究の道を、私は現場への道を歩みだした

彼女は才能を開花させ、天才として有名になった

今まで以上に彼女の周りには人が増えた

たまに見かける彼女は、綺麗で輝いていた、人に囲まれて輝いていた

私は、その姿を見るたびに心がチクチクし、彼女がこっちを見て笑うたびに心が温かくなった

会えるときは少なくなったけど、目を輝かせながら私に話をする彼女を見ているのが幸せだった


大学を卒業し、彼女は世界を飛び回っるようになった

私は国に残って現場を見つめながら技術を高めていった

会えるときは更に少なくなった

疲れながらも幸せそうな彼女に会えるときが、幸せだった

さびしいと思ったけど、幸せそうな彼女にそれを伝えられなかった

彼女に「どうしたんだ?元気ないぞ」とデコピンされるのが多くなった

「疲れてるだけだよ。」と私はそのたびに答えた


彼女が国に帰国し、研究を始め、論文を発表するようになった

そして彼女は「麗しい天才」として世界的に有名になった

私は彼女が更に遠くなった気がして、胸が痛かった

その胸の痛みの理由は、相変わらずわからなかった


有名になって数年すると彼女に思い人がいることが報じられるようになった

女性であるようだった

胸がズキリと痛んだ

何故かわからないけれども、その思い人に嫉妬した


ある日、彼女に思い人について聞いた

彼女は顔を赤くしながら、たどたどしくその人について語った

激情で塗りつぶされて、私は頭の中が真っ白になった

気付いたときには彼女が泣いていた

あの彼女が「ゴメン・・・ゴメン・・・○○ゴメン」と泣いていた

私は逃げた 彼女から 彼女を傷つけたことから


彼女からの連絡を私は断った

悲しかった 悔しかった 虚しかった

彼女に思われている思い人が憎かった

私は気付いた、彼女を愛していることに

いまさら気付いても遅いと思った

笑うしかなかった


それからしばらくの記憶がない

後から聞いた話によると、顔色が悪いままもくもくと行動していたらしい

そして、気付いたら病院のベッドの上にいた

「倒れたのか私」と思ってベッド脇をみた

泣いている彼女がいた


「○○起きたのか」と彼女が言った

「どうしてここにいるの」と私がいった

「心当たりはないか」と彼女が言った

「倒れたこと?」と私は答えた

そして、いきなり彼女にぶたれた


彼女に胸倉を掴んまれながら泣きながらの告白されたり

いきなりキスされたり

退院の手続きして私の家に彼女に連れて帰られたり

彼女の研究の成果を思い知ったり

朝起きたら一糸纏わぬ彼女がいたり

彼女もおきて一緒にお風呂入ったり

思考が停止してる間にいろいろされた

全部鮮明に覚えている 未だに恥ずかしい記憶である


今、私は彼女の隣で笑っている 彼女も笑っている

研究の成果の第一号は、今私のお腹ですくすく育っている


彼女は変な女性である

世界的権威に若くしてなり、美人である

熱くて強い芯をもっているけど あまり表に出てこない

あまり表情が変わらないようにみえるけど 感情豊かでかわいらしい

そんな彼女は私が愛しているパートナーです









この程度の甘さでしかかけませんでしたー

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