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さっちゃんの猫  作者: kai
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読んで頂いてありがとうございます~!!

がんばって続きを書きます!

声にならない声を出し、さっちゃんの上からどこうとしてるけど腰が抜けて立てない。


さっちゃんは、私が猫の時のように優しく頭を撫で

「ちょっと落ち着いて。目を瞑って」と言った。


言われた通りに目を瞑ると、さっちゃんが私を抱き上げ椅子に座らせ脱衣所に向かった。


「目を開けていいよ。とりあえず、タオルと俺のパジャマ置いとくから体を温めてから出ておいで。」

「ありがとうございます…。」


立てるようになるまで5分程かかったが、とまずお湯に浸かり体を温めた。


そこで、やっと頭が回ってきた。

『ちょっとした実験で猫に変えられる私って…。でも、蛙の人はどうなったんだろ?気になる!!

しかし、神様ってラフな格好だよね。私的に【神様=映画で出てくるモーセ並みの衣装とおじいさん】って言うのを想像しちゃってたんだけどね~。で、神様に向かってさっちゃんの『…帰れ…』発言にはびっくり!私も正直思ったけどさ。

あの時のさっちゃんは正に、悪魔だよねぇ…。神様と悪魔、プラス猫。どんだけ貴重な体験だよ!ごちそうさまでした。って言い逃げしたい。

それにしても、私今後どうすれば?家は1人だし家賃もいらないから問題ない。仕事もしてないから問題なし。

…あれ?神様はわかってて私を選んだ?でも、買い物すら行けない。猫のように狩りをしろと?!』


考え事をしている間に体がのぼせてきたので出ようと思ったが肝心な、『お風呂から出れなかった理由』を思い出した。


『腰が抜けたにしても、普通私がさっちゃんに目を瞑ってもらってお風呂場から出ていくべきだったよねぇ。あぁ…、顔合せずらい…。顔合せたらなんて言おう?!

『良い体してますね』ただの変態発言じゃないか!!

『口のピアスは取らないんですか?』ズレすぎだろ!困ったぁ~。でも、舌のピアスってどうなの?つけたままで食べ物食べても平気なの?!そして、キスの時口のピアスが私に当たってたけど邪魔じゃな…って私は何を考えてるんだ!!』


グルグルと考えこんで、さっちゃんを待たせるのも悪いなっと思い意を決してさっちゃんのパジャマに袖を通した。


『パンツとブラが欲しい』と一瞬思ったのは女なら誰でも当たり前だと思う。


ブカブカのパジャマを着て最終的に思った事は『助けてくれたのがさっちゃんで良かった。』と言う事だ。


あんな状況で優しく頭を撫でられた事を思い出して赤くなる。


猫の状態と人間の状態でもさっちゃんの手は変わらなかった。


…目で人が殺せそうな程イラ立った後だとしても…。


1回大きく深呼吸をして脱衣所を後にした。


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