表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さっちゃんの猫  作者: kai
2/11

1

「うなお~ん!!にゃお~ん!!」(誰でもいいから助けて~!)

と鳴いていると赤い髪の男の人がじっとコチラを見ていた。


『助けてくれるのか!?』と思ったら友人数名と、向かいの建物の中に入っていった。

辺りも薄暗いし、今日はもう助けは来なさそうだ…。


さすがに明日も鳴いていたら誰か助けてくれるはずだ!

明日に期待して今日は体力の温存の為、寝ようと思ったのだが当然気が立っているので寝れるはずもなく空腹も襲ってきた。


『お腹空いたな…。最後に食べたのって昨日の夕飯だよね』

泣きそうになりながら体を丸める。


すると音楽が聞こえてきた。

『あの赤い髪のお兄さん達かな~?』無意識にそう思った。


音楽が聞こえて約2時間が経った頃、楽器の音が一切聞こえなくなった。

『終わったのかなぁ』顔だけを向いの建物に目を細めて眺めていた。


その10分後くらいに赤い髪のお兄さん達が見えた。


「にゃおん…」

小さく『助けて』と訴えた。


それが判ったかのようにお兄さんが私を見た。



「…降りれないのか…?」



その言葉が聞こえた瞬間に『やった!!』と思った。


「にゃおん!!にゃおん!!」


私が激しく鳴くとお兄さんは考えこんで屋根のある建物の中に入っていった。


それで私は赤い髪のお兄さんに救出されたのである。

読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ