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リゴール①

今週多忙のため投稿遅れてすいません。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

前の街コーラルのゆったりとした雰囲気と違い、リゴールの街は大きく活気に満ちていた。


大通りには色んな魔道具店があり、大通りから入った路地には大小色んな工房がある。


魔道具店は工房に商品を発注することもあれば、工房から商品を持ち込まれる事もある。


ロイド商会のリゴール支店もメインは魔道具店、奥で生活必需品や魔道具の材料を取り扱っている。


リゴール支店の支店長は人の良さそうなおじいちゃんだ。


昔はやり手の商人だったそうだが、店を息子さんに譲って、ロイド商会で1からやり直した経歴の持ち主だ。


長く商売をしていただけあって、クセのあるリゴールの錬金術師さん達も一目おく存在らしい。


そう言うわけで、気難しい職人気質の大手錬金術師の親方さん達とも上手くやっている。


「巡回お疲れ様ですな。うちの支店もよろしくお願いします」


そう言ってさっそく父とジェイコブ達はいつものように帳簿チェックから取り掛かり始めた。


「お父さん、ガブさんと魔道具店を見てきていい?」


「ああ、行っといで。ついでに何かいい魔道具があれば買ってきてくれ。いい錬金術師をもいたらついでにスカウトしてきてくれ」


呑気な父だ。


「そんな簡単に行くわけないでしょ。行こうガブさん」


「はい、ソフィア様」


普通の幼児ならこんな風に着いてすぐに出かけられないのかも。


丈夫な体もらっといて良かった。


「さあ、どこから見て回りますか?今回は割と多めにお小遣いももらっていますよ」


「え?ほんとに良いものあったら買っていいってこと?」


「会長はソフィア様の目利きを信用してますからね」


まあ、目利きと言うかステータス確認だが。


「じゃあ大通りから見て回ろうか」


私たちはロイド商会が立っている大通りの店から見て回る事にした。


大通りは街の外から来たお客さんが多いようだ。


みんなどちらかと言うとキチンとした身なりで、ゆったりと街を歩いて魔道具店を覗き込んでいる。


私達もそう見えるのだろうな。


リゴールの支店長さんにおすすめの魔道具店は聞いたけど、それ以外も掘り出し物があるかもと言うことだ。


「ソフィア様、どこから見て回りますか?」


「そうだね、とりあえずおすすめの店に向かって、途中で他に気になるお店があったら入って行こう。


いい魔道具とも出会いたいが、ミキサーを作ってもらうという目的もある。


父が、明日工房の見学に行けるように頼んでおいてくれるというのでそちらも楽しみだ。


歩き出してすぐにものすごく立派なドアの魔道具店が目に入った。


「わあ、すごく立派なお店だね」


「貴族向けなんですかね。入ってみますか?」


「うん、みてみよう」


中に入るとしっかりした絨毯が敷き詰められた店内にガラスケースがあり、そこに展示品がという感じで商品が置いてある。


まるで美術館だ。


「いらっしゃいませ、お客様、何かお探しの物はありますか」


ビシッとスーツ姿の店員さんが声をかけてくる。


「特に決めていないので、見て回ってもいいですか?」


「はい、もちろんでございます。ごゆっくりご覧ください」


ガブリエルの優雅な佇まいか、マーガレットさんにもらった洋服のおかげか貴族と判断されたのだろうか。


とても丁寧な応対だ。


最初のガラスケースから見てみよう。


「こちらは宝石をふんだんに取り入れた時間を確認できる魔道具でございます。腕につける小型タイプでございます」


うん、腕時計だね。


「こちらは暑い時期に、風を自動で送る魔道具です。この羽が回ると風を作り出すことができるのです」


ああ、扇風機ね。


思ったよりパッとしない道具が結構高い。


こんな物なのかとがっかりして他の店を見ることにした。




読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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