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錬金術と魔道具

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

この旅最後の目的地であるリゴールという街は錬金術の街として知られている。


錬金術師と呼ばれる職業の人達が、会社のような工房で魔道具を作ったり、薬を作ったりしているらしい。


大きな工房から一人前になると、独立して個人経営をする錬金術師も多いとか。


もちろん独立してから他の街に行く錬金術師はいるし、工房もある。


しかしこの街は錬金術師への待遇が手厚い。


錬金術師ギルドにより、錬金術師として認められると格安で住む部屋が借りられたり、食事が割引になったりするそうだ。


大手の工房では無料で住める社員寮や無料の食堂がありお給料もいいらしい。


錬金術師を目指し、さらに錬金術の素質がある者はこの街で工房の下働きから始めるのが一般的なのだ。


ちなみに私にも錬金術の素質はある。


水魔法や土魔法、火魔法が使える人が素質があるそうだ。


錬金術師として生きていくつもりは今の所ないが、何か自分で魔道具を作れたらいいな。


次に魔道具についてだが、魔道具とは魔石を使って動く道具の総称だ。


その種類は多岐に渡り、ライトをつけるだけのものから、魔道コンロや冷蔵庫のような物まである。


ちなみに剣や防具は鍛治仕事になるのでまた別だ。


「それでリゴールで野菜をすり潰す魔道具を作ってもらうんですね」


リゴールに向かう馬車の中で私は父に尋ねた。


「うん。すでにそう言う魔道具があればそれを買えばいいし、なければ作ってもらおうと思う」


「モルドールにも錬金術師はいるんですよね?」


「もちろんモルドールにも錬金術師はいるし工房もあるよ。だけどせっかく今からリゴールに行くんなら、腕のいい錬金術師に発注したいじゃないか」


確かにそうだな。


「あともう一つ理由があってね。実はこの際、うちの商会専属の錬金術師をスカウトできないかなと思っているんだ」


何ですって?


「そしたらソフィアも錬金術について学べるし、新しいものが作りたくなったら色々相談して試作できるんじゃないか」


なんて素晴らしいアイデアですか。


「そんな事できるの?」


私は目をキラキラさせて聞いた。


「もちろん腕のいい錬金術師がモルドールに来てくれるかわからないし、条件の会う人に巡り合わないかもしれない」


確かに。


腕のいい錬金術師ならすでに独立を考えているかもしれないので、ロイド商会で働いてくれる人はいないかもしれない。


「そんな人に会えるかどうかも我々の運次第だね」


父は笑って言った。


今世は運はいい方だと思うんだけど、ウチに来てくれる良い錬金術師さんに巡り会えますように。







読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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