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これってチート?

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

父がハーブ採取の天才と言ったように、私はハーブを沢山採って、父の魔法袋に入れてもらっている。


若干5歳の私が料理に合うハーブを採れるのには訳がある。


我がロイド家の食事は店の従業員達の賄いもあり、母やニーナさん、他手の空いた従業員で作っている。


沢山作るので煮込み料理の日が多いのだが、味に何か物足りなさを感じていたのだ。


そして支店巡回に行く数日前のとある日、母とニックと散歩に出かけた時だった。


ふと私は思い出したのだ。


前世の実家では煮込み料理にハーブを使っていたことを。


思い出した途端、周りの野原にいくつかの矢印が現れた。


なんだろうとそっと一番近くの矢印に近づくと、その草の上に、バジル(ハーブ)生食可、煮込み料理にも。


と書いてあるではないか。


そのほかにもオレガノやローズマリーなどが矢印の下に生えていた。


どういうかとか分からず色々試したら、どうやら気になるものの詳細が見えるようだ。


例えば道で猫に会って、その猫の事を知りたいと思うと猫の頭の上に、


野良猫 三毛 モルドールの街の路地裏に生息。


というような詳細が見える。


ちなみにソルに向かっても試したが、人も見える。


私のステータス画面と同じようなものが出てきた。


ソル本人に違和感はなく見られてる事に気が付かないようだ。


「これって、普通じゃないよね…」


私は慌てて女神フォンテーヌに詳細を聞くために神殿に急いだ。


いや実際はルークに頼み込んで、連れて行ってもらった。


「フォンテーヌ様っ!」


「ソフィア!よくきてくれました。そんなに慌ててどうかしたのですか?」


いつものように呑気な女神様に慌てて詳細を説明した


「ああ、そのことですね。それは、そのう、これから旅に出るのに、あると便利かなって」


「え?」


女神様勝手につけたのか…。


「私チートは断ったはずですが」


「こ、これはチートじゃないですよ。ステータス、そう!ステータスの一種です」


フォンテーヌ様は明らかに狼狽えて、目が泳いでいる。


はあ。


「まぁ、今回は便利なのでありがたく頂きます」


「でしょ、でしょ。絶対あると便利だなって思いついたの」


無邪気に喜ぶ困った女神様だ。


「で、す、が、これからは勝手にスキルをつけるのはやめてくださいね。私は普通でいたいんです」


「はい」


せっかく好意でやってくれたのにちょっときつく言い過ぎたかな。


「でも…いつもありがとうございます、フォンテーヌ様」


女神は即立ち直った。


「いいのですよ、愛子よ。では良い旅を」


おお、女神っぽいな。





読んでいただきましてありがとうございました。

感想のお返事返せないことが多いですが、必ず読んでます。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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