きらめくソーダ水
ぎこちない感じでハートマークを作ってみせた
ふたりだけの空間は必然的に
飲み干したソーダ水は
言葉が詰まりかけたときの必需品
デートの下見をしながら
どんな言葉が似合うのか
そんなことを考えながら
先に誘った僕は
キミにゆだねる部分を
ちゃんと残しながら
キミに不器用なところをひとつやふたつくらい
ちゃんと残しておきながら・・
キミのハートマークは
波間に描くキラキラをはるかに超えて
僕に少しの余裕をくれた
偶然なことばかりでも
そのうちのいくつか、ひとつでも
ふたりがあたりまえと思えるものができればいいね
この時間も
ふたりには偶然ではないように