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16.暁の森の中ボス

 森を進んでいると、徐に魔道具を使ってマッピングを担当していたドライジンから声が飛んだ。

「…そろそろ…中ボスのはずだ。…はにとー、…『魔力探知』を…頼む」

「はい~。……うん~、合ってる~。大きいのが三匹と~、他が二十匹くらい~」

 一行は歩みを止めたが、目の前には依然として真っ暗な森が広がっている。


 ダンジョンによっては、ボス部屋が一見してそれと気付かない造りになっているものもある。『暁の森』の中ボス部屋もそのタイプだった。

 気付かないうちに踏み入ってしまうと、準備も無しに今までよりも一回り強い敵に急襲されるといういやらしい構造だ。

 未だに一行は、どこからが中ボス部屋なのかはっきりとは分かっていないが、マッピングに従って間違い無くまだ中ボス部屋には入らないという位置で立ち止まった。

 はにとーの『魔力探知』でも確認したが、やはり正しかったらしい。


「よし、じゃあ作戦通りにいくか。ドライ、はにとー、古夜里こより、頼む」

「…ああ」

 この中ボスと戦うのは六回目だ。若干の不安要素はあるものの、戦闘の最適化は粗方できている。

 播磨の音頭に合わせてフォーメーションが変わる。前に出たのはドライジンと播磨だ。

 中ボス戦ではこの二人が要となる。


 ドライジンの右手には戦棍が、左手にはやや大きめの円盾が握られている。彼のデフォルトの装備だ。

 戦棍とは言っても、表面はつるりとしていて攻撃力は低い。頑丈さと取り回しの良さに秀でた一本だ。ダメージを与えるためではなく敵の攻撃にぶつけてそれを捌くのに適した戦棍で、ドライジンのお気に入りである。


 播磨が持つのは彼自身の身長よりも長い大杖だ。尤も 妖人(コロボックル)である播磨の身長は一.三メートル程しか無いが。

 大杖は銅のような赤い金属光沢を放っており、炎をそのまま固めたかのように全体がうねっている。

 火属性魔法だけに特化した杖だ。強力な装備だが、火属性以外の魔法を使うには物足りない。播磨は様々な属性の魔法を使うので、普段はお蔵入りさせている装備だ。



「…『耐炎鱗たいえんりん』!」

 ドライジンが呟くや否やスキルが発動し、その灰色の鱗が烈火の如く赤く輝き始める。

 文字通り、火属性攻撃への耐性を増やすスキルだ。


「…『アンチマジックシールド』!」

 ドライジンの左手の円盾が紫色の淡い光を纏う。

 これまた文字通り、盾の魔法への耐性を増やすスキルである。


 続いて、はにとーがドライジンに向かって杖を振るう。

 特にスキル名を言ったりはしないが、『アクアヴェール』というスキルが発動しドライジンを薄い水の膜が覆った。

 『耐炎鱗』が物理と魔法を問わず耐性を増やすのに対し、こちらは火属性魔法のみへの耐性を増やすスキルだ。対象がやや異なるために効果が競合しない。


「リジェネ」

 なげやりに言いながら古夜里こよりが巫女鈴を振るう。

 見た目に変化は無いが、ドライジンには『自然治癒』なるスキルが発動しており、時々緑色の回復エフェクトが出ている。

 一定時間毎にHPが少量ずつ回復するスキルだ。少量とは言うが、古夜里こよりはスキルレベルをかなり上げているため、その回復量は馬鹿にならない。

 昔から多くのゲームでこの手の効果はどういう訳か『リジェネ』と通称されており、このスキルも例に漏れなかった。


 それぞれがスキルを使ったのをしっかり見た後だが、播磨はわざわざ確認をとる。

「準備は良いか、ドライ!」

「…ああ!」

「しゃあ! 行くぜ!」

 ドライジンを先頭に、次に播磨、そして残りの七人と続いて中ボス部屋へと駆け込む。


「ここら辺で良いだろ」

 播磨の号令で、播磨と後ろの七人が止まった。全員が中ボス部屋に入るための移動だったので、大した距離は走っていない。

 ドライジンだけが一人、新たにスキルを使いながら木々の合間を走り抜けて行く。あっという間に闇の向こうに消えて行った。


「『ラウドノイズ』!」

 パーティから離れたドライジンは右手の戦棍で左手の円盾を叩き、ガンガンと騒がしい音をたてながら走る。

 敵のヘイトを集め、自分に攻撃を向けさせる挑発スキルだ。

 音に誘われ、すぐに敵は現れた。


 大風イタチ。

 道中の風イタチの強化版だ。全長約一.五メートルの大型犬並みのイタチで、前肢の周りにはっきりと見て取れる程に風がゴウゴウと渦巻いている。

 素早さこそ据え置きだが、前肢に纏う竜巻のおかげか風魔法の威力は格段に上がっている。強化したのは攻撃面だけでない。常に高速で回転している前肢の竜巻は、大抵の物理攻撃を弾きとばす盾としても機能する。


 ここの中ボスはこの大風イタチが三匹と道中にもいた軍隊蜘蛛が複数体だ。蜘蛛の数は毎回違っているが、大風イタチは必ず三匹で固定されているようだった。

 しかし。


「…チッ、…すまない!…イタチは…二体だけだ!」

 『ラウドノイズ』に釣られてやって来たのは大風イタチが二匹と蜘蛛が十数匹。

 ドライジンの役目はできるだけ多くの敵を引き付けることだ。できればイタチは全て集めておきたかったが仕方がない。

 大風イタチの素早い攻撃を魔法への耐性を上げた円盾でいなしながら、木々の向こうにいる播磨に向けて釣果を報告する。

 もう少し待てば三匹目も寄ってくるかもしれない。だが二匹の大風イタチの攻撃に加えて蜘蛛の糸まで避ける余裕は無いので、すでに体には白い糸が大量に絡み付いていて動きはかなり鈍くなっていた。これ以上は持ちそうになかった。


「十分だ、ドライ! 後は任せろ!」

「…頼んだ!」

 短いやり取りの後、播磨が詠唱を始める。


「万象は変遷する。四元が一、火の真諦は変質。悉くを破壊し、新なる創造を齎す力」


 播磨の体を赤々と揺らめく炎が包む。

 強力な炎系魔法バフのスキルのエフェクトだ。端から見る分にはとても熱そうだが、自身は勿論、敵が触れたとしてもダメージは無い。


「我が望むは火の魔女が究めし天理の最奥。全てを灰燼に帰せしめん破壊の権現」


 播磨が持つ炎を象った赤金の杖が白く煌めく。炎のそれではなく、超高温の金属が発する光。

 大杖の特殊効果が発動したのだ。これにより、ほんの数分間だが持ち主が使う火属性魔法の威力が大幅に上昇する。


「さあ全て燃やし尽くせ!『地平線上の太陽(ブレイキングドーン)』!」

 播磨の前方に直径五十メートルはあろう巨大な光の半球が出現し、暗い森を煌々と照らす。

光球はドライジンもろとも、集まった敵をまとめて飲み込んだ。


 『地平線上の太陽(ブレイキングドーン)』は半球状の超高温の炎だ。温度の高さ故か光は白く、傍目には炎のようには見えないが、範囲内に存在するものに継続して火属性の大ダメージを与え続けるスキルである。

 範囲の広さもさることながら、その威力も最高クラスに高い。軍隊蜘蛛は一瞬で消し炭と化し、中ボスとして多少タフなステータスを持つ大風イタチも二十秒と持たず燃え尽きた。


 ドライジンは事前にスキルで耐性を高めていたためにすぐにHPが尽きることは無かったが、それでもダメージは少なくない。

 目が焼けそうな程眩しい光の中、燃え盛る木々を避けつつ急いで来た道をとんぼ返りする。


 播磨がスキルを発動してから数十秒後、這う這うの体で光の半球からドライジンが出てきた。古夜里こよりとルナが急いで回復を施す。

「…はにとー、…どうだ?」

「ん~。あと一匹~。イタチだと思う~」

「…やはり…残したか。…すまない」

「蜘蛛が全滅なら上々だろ。……そろそろいいか」

 『魔力探知』の結果を聞いてから、しばらくの間を空けて播磨がスキルをキャンセルした。


「ついに俺達の出番か!」

「行くじゃん!」

 喜び勇んでガルとサクラメンが前に出る。苦笑を浮かべながら残りのメンバーも後に続いた。

 進み出た先には、森の一部がすっかり焼けて見通しの良い広場ができている。


 往々にして、ダンジョンの壁や床は破壊不能オブジェクトないし超超超高耐久オブジェクトとなっている。森林型ダンジョンでは道中の木々がそれに当たる。

 例に漏れず『暁の森』も道中の木々は、枝葉程度なら刈れるし燃やせるが、太い幹は切れど燃やせど一切動じない。

 故に、視界の確保と敵の殲滅を兼ねて、森を焼きながらの行軍という方法は取れなかった。ゲームとしての面白さを考えれば当然ではあるが。


 しかしボス部屋はその限りでは無い。ダンジョンによってはオブジェクトを破壊できたり、地形を変えられたりもできる。

 『暁の森』中ボス部屋は、一見するに道中と変わらぬ暗い森だが、木々が破壊できるという点で大きく異なっていた。尤も、破壊できるとは言え木々の耐久はかなり高めに設定されているようだが。


 播磨が余計にスキルを継続させたのは、木々を燃やしてガル達が戦い易いスペースを確保するためだった。

 実を言うと、大風イタチ一匹程度なら、ルナとあんころもちの二人で掛かれば森の中でも大して労無く倒せてしまう。実際、前回まではそのようにしていた。

 しかし回数を重ねるうちに、何も役割を貰えなかった二人が暇だの戦いたいだのとぶーたれ出した。ディグダグの探索では割りとよく見る光景であった。

 いつもの事なので播磨達は取り合わなかったが、ルナとあんころもちは外部参加の身、特にあんころもちは遠慮して、残敵処理の役を譲ったのだ。


「まったく、月の人とお餅の人に任せた方がずっと速いのだけれども。そもそも虎の人は対魔法はからきしでしょうに」

「あんこ、別に遠慮なんかしなくて良かったんだぜ?」

「いえ、お二人は道中でも物足りない御様子でいらっしゃいましたから」

「イタチは軽い。蜘蛛はさっさと撤退する。熊も初擊を凌げば、後はボク達の総攻撃ですぐ沈むからネ」

「攻略が長く停滞していたこともあるだろう。始めの頃に比べてガルギルグルもサクラメンも口数が少なくなっていた」

「……ったく。良い歳こいて人様に気を遣われる程、あからさまに拗ねてんじゃねえっての」


 森から出て来た最後の大風イタチと戯れる二人を横目に歓談を始める。

 敵との相性は決して良くないが、地力は十分あるので放っといても大丈夫だろう。『開拓屋』なんて二つ名は伊達じゃない。


「うおっ! やべっ! ……はっは、その程度じゃ俺は、おおっとぉ! やられねえぜ!」

「ガル、避けるばっかじゃなくて、イタチの動きを止めるじゃん! じゃないとわたし当てらんないんじゃん」

「おう! そうだな。『シールドバッシュ』! ……『シールドバッシュ』! ダメだ、俺も当てられん。うおっと!」

「もー!」

 まあきっと、多分恐らく、ひょっとすると、なんとか倒せるのだろう!



「ね~。私も~、なんか言った方が良い~?」

「なんかって何だ?」

「はにー、スキルを使う時ですわよね? わたくしも気になっておりました。ディグダグの皆様は決まってスキル名などを口にしていらっしゃいますから」

 はにとーの言葉足らずにあんころもちが補足を入れると、問われたディグダグの面々はバツの悪そうな顔になった。特に古夜里こよりはゴミを見るような目を播磨に向けている。


「私は強要されているけれど、貴方達は気にしなくて良いわ。彼等は格好付けているだけ。それ以上の価値は無い」

「…俺も…播磨と…一緒くたにされるのは…不本意だ」

「おい何言ってんだドライ、お前も同じ穴の狢だろ」


 『ロロックスフィア』では極一部を除いて、スキルの発動に音声他特殊なコマンドの入力を必要としない。「スキルを使おう」と思うだけで発動するのだ。

 そもフルダイブ型VRMMOである。脳波計測による内言の読み取りなど技術的には遥かに手前、できないはずがなかった。


 加えて、発声やジェスチャーをトリガーにしてしまうと非戦闘時の事故の原因になったり、言い淀みや僅かなズレで発動しなかったりといったことが起こり得る。

 言うまでもなく、戦闘のテンポを著しく悪くするだけの長い詠唱など必要とするはずがない。


 それでもスキル発動時に発声など何らかのアクションを取るプレイヤーは少なくない。だってカッコいいもん。すごく「やってる」感があるんだもん。


 尤も、パーティであれば連携しやすくなるといった利点もあるので、古夜里こよりが断じたように無価値という訳でも無い。実際、ノンアクション派でも、どうしても連携の錬度が低くなる急造のパーティでは気を遣ってわざわざ発声することは少なくない。

 しかしディグダグはそんなものが無くとも十分に連携の取れるパーティであり、やっぱり不要だった。古夜里こよりが正しい。


 古夜里こよりは元来ノンアクション派であるが、以前、播磨を筆頭にアクション派である他の四人のパーティメンバーがゴネにゴネたために、渋々何らかの発声をするようになった。

 そんな背景から、古夜里こよりはこの話題に非常にセンシティブに反応する。

 今回もここぞとばかりに声を上げた。


「大体あの長ったらしい詠唱は何の冗談なのかしら? さっさと終わらせなさいな。時間の無駄よ」

「まあまあ、せっかく播磨が頭を捻って拵えた詠唱だヨ。好きに言わせておけば良いじゃないカ」

「なんか引っ掛かるが……まあ良い。天ヶ崎の言う通り、迷惑もかけてねえしちょっとくらい良いだろ?」


 古夜里こよりの事情を知らない天ヶ崎が迂闊にも口を挟む。

 天ヶ崎もノンアクション派だが、個々人の責任で好きにすれば良いじゃない派だった。播磨のとても長い詠唱も微笑ましいものと流していた。

 援護を得たとばかりに播磨が反論をするが、これがまた火に油を注ぐことになった。


「あれのどこがちょっとなのかしら。十分に足を掬われ得る時間よ。細かい人が遊んでいる間にお酒の人が死にでもしたら一体どうするつもりなのかしら? 連携のためにと言って私に強要しておいて、自分は連携を乱しかねない冗長な詠唱なんて論外でしょう? それなら私もノンアクションでさせなさい。少なくともあなたよりは迷惑をかけない」

「おっと、そういう事情だったのカ。ごめんネ、僕が口を挟むことでは無かったようダ」

「変わり身が速すぎるぞ天ヶ崎! もうちょっと粘ってくれ」

「察するに播磨がゴネたんだろう? それなら君の責任サ」

「いや……まあ、そうなんだが」

「話を逸らさないで。そもそも――――」


 古夜里こよりの不平は続く。普段は諦念の下にすぐに引く彼女だが、この件にはかなりお冠らしい。屁理屈小僧の播磨が手も足も出ていない。

 こういう時に進んで間に入って取り持とうとする天ヶ崎は早々に撤退した。他の外野も飛び火を恐れて下手に触らないようにしている。


 一人を除いて。


「ところで、あの文言は播磨姫路が考えたのか?」

 この時にはもう術無く古夜里こよりに謝り倒していた播磨は、これ幸いとルナの質問に食いついた。

「――――! ……ん? ああいや、『地平線上の太陽(ブレイキングドーン)』を教わった時に聞いたんだよ」

「教わった? まさか……」

「ああ。詠唱にもあった『火の魔女』本人にな」

「それ本当かい!?」

「本当なのですか!?」


 質問したルナを差し置いて、やけに食いついたのは天ヶ崎とあんころもちの二人。ともに魔法アタッカーである。

 その意味が分かる播磨も、ニヤリと口角を上げていた。

「実在したのですね。わたくし、フレーバーとばかり。まさか他の『四元の魔女』にも?」

「『水の魔女』には会った。……会ったが、何も貰えなかったな。他はさっぱりだ、ヒントも見つからねえ」

「……へえ、どこかにヒントがあるんだネ?」

「兆候、と言った方が近いが。まあ、居場所が分かったところで行けるかは別問題だけどな」

「高難易度ですか。……望むところですわ」


 天ヶ崎もあんころもちも、さすがに直接聞く程恥知らずではないし、ゲームの面白さを自ら捨てる気も無い。

 勿論播磨も弁えているので、下手にゲロったりしない。程々に情報をこぼすに留めつつ、若干の優越感に浸っている。


 しかしやっぱり空気を読まない子が一人。


「それで、何処にいたんだ?」

「ルナ、直球かよ……。別に居た場所を教えても良いけど、アイツ等あちこち拠点を移動してるみたいだから、そこに行ったところで会えるとは限らないぞ? つーかルナは魔法アタッカーじゃないだろ?」

「こういった話題はウーナ様が好むんだ。『四元の魔女』の話も、以前ウーナ様から聞いたことがある」

「ああ、ウーナがらみか。そういや、そうだったな」

「…そうなのか…それは…意外だな」

「あら、ウーナさんは文学少女よ? 文学に限らず、読み物は何より好きなんですって。このゲームのシナリオにも多分に興味があるみたい」

「…意外過ぎる」


 ウーナのシナリオ考察の深さは、一般にはさほどだが、シナリオ考察界隈では割りと知られたことだった。自身も考察をする上、ウーナのファンでもある古夜里こよりは勿論知っていた。

 しかしシナリオへの興味に関しては中間層、すなわち「フンフンなるほどそうなのかー」と読み進めるし内容やワードはざっくり覚えているけど、細かい考察まではしないプレイヤー層の一員であるドライジンは初耳だったらしい。


 そしてシナリオにまったく興味が無く、内容もワードもほとんど記憶しないはにとーは、何気無く今更な質問をした。

「ね~? 『しげんの魔女』って何~? リサイクル~?」

「……嘘でしょう? バフスキルのクエストでも度々出てくる名前よ。興味が無いにも程があるわ」

「……さすがにガルとサクラでも知ってるぞ。無興味層ってのはここまでなのか……」

「うふふ。そんなはにーも可愛らしいですわ」

「あん~、ありがと~」

「……いったい、どんなタイミングでイチャついているのよ……」


 はにとー本人は呑気にイチャついているが、考察層である古夜里こよりと播磨は大変なショックだった。これはなんとか啓蒙せねば! と、いらん情熱を燃やす程に。

「…程々に…しておけ。…こういうのは…往々にして…暖簾に腕押しだ。…大抵が…誰も…得をしない…結果になる」

 ドライジンの忠告は、目に炎を宿した二人には馬耳東風だった。


中ボス倒しきってないけれども。


「はにとー」は「あんころもち」を「あん」呼び、

「あんころもち」は「はにとー」を「はにー」呼びしています。

鳴き声とか脱字ではないので悪しからず。


ひらがなの名前、読みにくくてすみません。

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