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異世界へ転移!  作者: キャターズ
2/2

2. 何故か異世界へ来てしまった、

「どうなってんだこれはー!」


僕は今、草原にいます。何故だ。何故なんだーー!

ハァハァ、くそっあんにゃろう。おぼえてろ。


事が起こったのは30分前。





「う、、、」


どこだ?ここは?


「あっ、気づいた?」


すぐ近くから声が聞こえた。時空神?か。


「無事着いたよ。ほら起きて。」


そう言って、僕の手を引っ張っていたのは、、、まさに妖精の姿をした時空神らしき人物?


「誰?」

「時空神だよ。見えるようになった?」


え?この可愛らしい妖精が?嘘だろ。


「、、、なんかイメージ変わったんだけど」

「へっへーん見直した?」


といって、小さな胸を張る。妖精っぽいけど。もっと神様っぽい容姿だと思ってた


「聖霊王様だよ。」

「よう、転界君。聖霊王じゃ」


軽いなぁ、このおじいさんが聖霊王?、、、まぁ神様っぽいから

いいや。


「えと、はじめまして」

「ほっほ。ヨロシクの。転界君。」


小さな雲の上で会話することではないな。

いきなりこんな雲の上に連れて来やがって。


「で、どうゆー事だ!時空神!」

「わーー!ちょ!落ち着いて!」

「落ち着いていられるか!いきなり雲の上まで連れて来やがって!」

「は、はなひをきいてくらはい」


時空神のほっぺたをつねっていた手を離す。


「ぶはっ。もー、こんな美少女のほっぺたをつねるとは。転界様は地獄行きですね。」

「いいからこの状況を説明しろ!」


ったく。普通こんなところに高校生を連れて来るか?ねーぞふつー。


「ゥオッホン。ワシが説明してやろう。君は今、聖霊界におるのじゃよ」

「はい?」

「まぁ、聖霊達が住む場所じゃよ」

「で?僕はどうなるのでしょうか?」

「すぐに下界に戻す。」

「ならいいんですけど、なんでこんなところに連れて来たんです?」

「まぁ、こっちの事情じゃよ」


むう、まぁ下界に戻れるならいいが。


「じゃあ早く戻してもらえます?」

「ああ、このメモを持っていけ。向こうで開けるんだぞ」

「はぁ、」


聖霊王に渡された紙をポケットに入れた。


「じゃあ、頑張るんじゃぞ」

「頑張ってねー、向こうついても連絡はできるからー」


最後に時空神の声が聞こえて壮絶な耳鳴りがして。

意識は再び途絶えた。





現在。

僕は聖霊王に渡されたメモを読んでいる。



〔その世界は君がもといた世界ではない。〕

 、オイオイ

〔君には聖霊王の加護をつけておいた〕

 、そんな感じはしないけど

〔君にはその世界で生きてもらう〕

 、えーっと、言っている意味が理解できません

〔戻る事はできるが、君はもといた世界では死んだことにしておいた〕

 、まじかよ。高校青春ライフが、、、

〔最後に、頑張ってくれ。聖霊王の加護の力を使えばなんとかなる、ハズ〕

 、そこは断言してくださいよ。


とにかく、僕は聖霊王にのせられたらしい。

あの寺さえ見つけなければ、こんなことにはならなかったのに。

あの寺、僕の苗字と同じ名前だったな。

なんか関係あんのかね?

まぁ、いまそんなこと考えても意味ねーけどな!、、、くそ、のせられた。ああー!のせられるとみょーにむかつくのはなんでだ!


「どしよ、」


困った。この世界には帰る場所もないし。


「んよっと」


とりあえず人に会うことにしよう。幸い、この草原に道があった。

これに沿っていけば町かなんかにつくだろ。

転界七世だ。あの聖霊王にハメられてこんな世界に連れて来られた。

くそっ、、、いかんいかん。怒りを収めろ。今回イラッとしすぎた。

とりあえず次あったら文句の一つでもいってやんよ!

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