プロローグ
一応、初めての投稿となります、幻夢です。これから不定期ですがそれなりのペースで投稿をしていこうと思います。是非、訂正のコメントや感想頂けると幸いです
「いやいや…何が起こっているんだ?」
地球という星の日本という国。治安も良く、暴力沙汰も少ない。…決して、〝魔法〟なんてものがある国ではない…筈である
大体の人間が同じように、一般的な暮らしをしている内の1人、高校生である俺 澤崎 徹は、いつも通り家に帰る途中で、いつもとは違う異常事態が起こった。
辺りの家は燃え尽きて全壊、大きい建物が多少残っている程度。市内には、緊急事態を知らせるサイレンが鳴り響いている。
そんな中、その悲惨な場所から逃げようともせず、お互いを睨みつけている2人の青年がいた。ぱっと見イケメンだが、目を見た瞬間心臓を掴まれるかのような緊張感が背中を走る
「死ね、【焔】!」
俺の知ってる日本、いや世界は魔法なんてファンタジックな物は無いはずなんだが…しかも熱のこもった暴風でコンクリートを完全に溶かしきっている。…人間兵器かよ
「お前が消えるべきだ!異常者め、【水竜柱】!」
炎の男(仮)の正面に立っているもう1人の男も。炎に対抗するように竜のような莫大な水を出しつばぜり合いを起こす。その衝撃で周りのビルやマンションを消し去っていく
「む、人間が何故そこにいる!」
「我々の邪魔をするというのかッ!ならば貴様も滅するまでだ!」
俺に気づいた炎水の男達(決定)は、2人同時にこちらに向けて魔法?らしき物を発動させる
「は?急にそんな危ないもん向けんなよ!今すぐ辞めろ!」
「「煩い!邪魔するものに聞く耳など持たぬわ!」」
お前ら、喧嘩してるんじゃねえのかよ…そんな息合うんなら別に争わなくて良いんじゃ…
そんな思考も相手には伝わらず、出来ることはあいつらを恨むことくらい。そんなことを考えているうちに眠くなってきて、視界は途切れて…
「ふざけんじゃねえ!俺は、巻き込まれて死ぬなんて御免だぞ!」
《稀発動スキル、使用しますか?残り回数3回》
稀発動スキルって何だ?…って今はそんなこと考えている余裕なんかねえ!この状況を回避出来るものなら、使う!
《使用しました。残り2回となります》
…何も起こらない?って、魔法?がもう目の前に来てるよ、どうなってるの?
うっ、頭が痛い…
『全力反射』
「な、何が起こった!?途轍も無い魔力が出たと思ったら、我らの魔法がこちらに向かって来てるではないか!?」
もしかしてさっきのスキルの効果が、『全力反射』?
「こんな所で死ぬとは…何たる無念ッ。おのれ人間、人間如きがアアァァ!」
「呪う、呪ってやるぞ!」
…あ、男達が自滅した。ここで素直にやったぜ!って喜べないだよなぁ…だって
「身体、動かねえわ♪」
折角勝てたのに、無理してたせいで死ぬとか、辛いなぁ…
《死後の世界に魂を転送中》
やっぱり死ぬのか…まあ、死ぬ前最後のイベントにしては、派手だったかな?
『そんな簡単に終わらせんぞい?』
意識の最後に、そんな神々しい声が耳に響く
どうでしたか?文章自体はゴミなので、是非訂正のコメントなど、して行っていただけると嬉しいです。