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金髪の君  作者: 壱菜
第一章
1/11

プロローグ


彼を裏切ったあの日から二年。

二年ぶりに再会した彼は自分が知っている彼ではなかった。


彼の周りには沢山の女の子。


足元には血を流している男達。


優しさで溢れていた彼の瞳は冷徹に。



昔大好きだった彼はもういない—…



ねぇ、しんちゃん。

私達はどこで道を踏み外してしまったの?


戻れるなら戻りたい。

二年前のあの二人の思い出の場所に…


裏切った私が言ってはいけないのは分かっているけど言わせて…大好きだったと。


ありがとう。

貴方に笑顔が戻りますように。


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