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ピピロッテの不思議なポケット

雪の降る国ノバアルビオンの住人ピピロッテ4歳はお母様とお姉様の仕事着に憧れてお洋服の上にはエプロンドレスが必須である。


毎日着ているエプロンドレスは、大きなポケットがいくつもついていて、宝物がいっぱい。そして、トレードマークのぴんとした三つ編みが特長。

はにかみ笑顔が可愛い女の子である。


今日も大好きなアナスタシアに会う為にヘアブラシをポケットに詰め込むも大きくてはみ出している。


今にも落ちそうなヘアブラシを見かねてお母様がピピロッテのエプロンドレスのポケットの内側ににボタンを付けて魔法の内ポケットをプレゼントしてくれた。


魔法のポケットは1つだけ。

ポケットを2回叩くとあら不思議大きなヘアブラシもスルッと入ってしまいます。


「ま、魔法のポケットー! 魔法なのー?!」と騒ぐピピロッテをなだめすかし秘密のポケットは誰にも明かさないと約束をする。


皆の前では使わない秘密のポケットに大興奮。すぐにでも誰かに喋りだしそうなピピロッテに秘密を守る練習です。


「お父様もお母様もお兄様もお仕事で大事なことは誰にも話してはいけないのよ。

ピピロッテも将来お母様みたいなお仕事をしたいのなら是非とも今から練習をしましょうね。」


そんなことを言われるとピピロッテは話したくても話せません。

「魔法のポケットが秘密ならヘアブラシはポケットから出せないわ!どうしよう!」


さてさて、ピッピはどうするのかな?と眺めている家族をよそにブラシを持って朝から大騒ぎ。


結局ポケットに入れずに手に持ってアナスタシアに会いに行くことに決めたピピロッテ。


どうにかお母様との約束は守れそうです。




不思議な秘密のポケットにはお腹が空いた時の為にキャンディとクッキーを沢山入れることにしたピピロッテ。


ある日、アナスタシアがポケットを叩くとビスケットが出てくる歌をブランコで歌っているのを聞いてさぁ大変!!


バレたの?!と焦りながら、ピピロッテはアナスタシアにお菓子が沢山出てくるポケットなんてないよ!!と教えてあげるのでした。



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