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あの日見た雪の景色  作者: 鶴
7/8

どう考えても魔力操作がおかしいアーリフレイト。


 よければブックマークなどよろしくお願いします!


 アーリフレイトは誰もいない、レオニード邸の部屋で集中する。

 レオネア達は下がらせた。

「確か」

 最近、魔力が多くなりすぎて、どれだけ集中しても、魔力が放出されてしまう。そんなことが、多々あった。

「私の魔力は、というか、ここの人達は、皆雪に魔力が偏っているけど。だから、放出されると雪が降るのよね」

 別に、炎魔法とかも使えるのである。でも、ここの人達が苦手とするのは炎系の魔法である。

「頑張れば、使えるのだけれど」

 集中が途切れたから、一部放出されてしまったので、暖炉の火が消えた。それを無詠唱で簡単な炎魔法を使い、暖炉に火を焚べる。

「こんなふうにね」

 いや、集中よ、アーリフレイト。

 と、自分に言い聞かせ、身体の中に散らばった魔力を一つに集める。そんなにやってる人がいない方法を取る。これは大事だ。

 バレて捕まるリスクを少なくし、自分を守る。

 公爵の教え。ずっと守って来た。

 だけど、失敗すると危険なのよね。

「知らない間に、漏れてしまっていたのよ。でも、その魔力は雪となった」

 まさにその通りである。

 雪となった魔力は残滓を残さず、空気中に魔素として漂うようになった。

 幸い、侯爵達が気づいていないのが良かった。

 ましてや、領地の管理は私が担っているから。と、アーリフレイトは思う。

「身体の中心に魔力を圧縮する。それを弾けさせると、出てこなくなる」

 行ったことはとても簡単で、管理が出来ない魔力は、私の魔石に注ぐ。

 そうすることにより、もし、魔力を使い切ったとしても、これがある限り、魔力が手に入るというわけだ。

「多分、大丈夫ね。1週間に一度」

 繰り返すと、きっと雪が降らなくなる。でも、水を雪で賄っていたところもあった様だから、少し心配だ。

「あの人達が、どのような行動を取るのか。私、楽しみよ」


 その後、レオネアに紅茶を淹れてもらい、ホッと一息ついて、呟いたのだった。

「あの人達が、どのような行動を取るのか。私、楽しみよ」

 小さく、そっと。

 

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